簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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大原美術館(JR乗り潰し・山陽本線)

2016-04-20 | Weblog
 「倉敷美観地区」は、山陽本線の倉敷駅から歩いて10分ほどの所に広がっている。
倉敷川と白壁土蔵や町屋敷がしっとりと落ち着いた雰囲気を醸す町並みで、その中
心をなすのが「大原美術館」である。
 昭和5年に画家・児島虎次郎の業績を讃えるため、倉敷紡績などを経営する実業
家・大原孫三郎が創設した日本で最初の西洋近代美術館である。



 虎次郎が西洋諸国を巡って収集した作品は、今でも日本を代表する西洋美術コ
レクションと言われている。
グレコの「受胎告知」、ゴーギャンの「かぐわしき大地」、モネの「睡蓮」、ピカソの「頭
蓋骨の有る静物」などなど、教科書でお馴染みの名画が間近で見られるのだから、
美術ファン成らずとも必見の価値が有る。



 日本近代洋画の分館や、日本の民芸運動を主導した濱田庄司、富本健吉、河井
寛次郎や棟方志功などの作品を展示する工芸・東洋館などを備えている。



 現在繰り広げられている「晴れの国おかやまディスティネーション・キャンペーン」
に協賛し、地元倉敷のマスキングテープとのコラボレーションで、違った表情を見せ
ている本館は見ものである。



 目の前には今橋がかかっている。
橋に描かれた龍と菊のデザインは、児島虎次郎によるものだ。

 渡ってすぐ左に見えるのが「旧大原家住宅」、その道路を隔てて右に立つのが、
緑色の泉州瓦を葺いた別邸の「有隣荘」だ。
さらに川に沿って歩けば「倉敷考古館」や「倉敷館」「倉敷民芸館」「日本郷土玩具
館」などが軒を連ねている。





 川舟が浮かび白鳥の遊ぶ柳並木の倉敷川を離れ、狭い路地を少し入ると、レン
ガに蔦の絡まる「倉敷アイビースクエア」がある。
クラボウの旧工場を利用した施設で、ホテルや体験できる工房などが有る。
 更に足を延ばせば「キャンディ♡キャンディ」で知られる「いがらしゆみこ美術館」
なども有り、見所が目白押しだ。(続)



  デスティネーションキャンペーン
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