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簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

作並こけしの想いで(JR乗り潰しの旅)

2015-01-16 | Weblog
 仙台から仙山線の普通列車に乗り込んだ。
終点の山形までは1時間20分ほどの行程だ。

 車内は随分と込んでいた。
仙台からは、途中の愛子(あやし)辺りまでが大都市・仙台のベットタウンの様相を
呈しているので、込み合うのもここら辺りまでと見当を付けていたが見事に外れた。
途中の駅々で、多少の乗客の入れ替わりが有ったものの、終着の山形まで座席が
空くことは殆どなく込み合ったままであった。



 この込み様は、普段から両都市間での人の移動が多いと言う事であろう。
東京方面からの乗客が、仙台で新幹線からこの線に乗り継いで山形を目指すと言
う事は、中々考えにくい。
察するにこの線は仙台と山形両市の近郊輸送と、さらにそれらを結ぶ都市間輸送
をも担う幹線路線と言う二つの顔を持っており、「ローカル線」とは言えない様相
を見せているようだ。



 沿線には仙台の奥座敷と言われる作並温泉があり、温泉街の一角に作並系伝
統こけしの平賀謙次郎さんのお店がある。
ここは江戸末期から凡そ150年もの伝統を受け継ぐ工房で、今は8代目が店を切り
盛りしていると言う。









 初めてここを訪ねたのはもう三十数年も前のこと、お店は川縁に有ったと記憶して
いる。その後二三度仙山線に乗り、作並温泉に慌ただしく立ち寄る機会は有っても、
お店に寄るほどの時間が無かったのは残念で仕方ない。
近年お店が改装されたとも聞いているので、ぜひ一度再訪したいものである。(続)




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コメント
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