一ノ門の背後には瀧雲山が控えていて、その中腹に第52番札所・太山寺はある。
地図を見るとその山を越えるとすぐ下に瀬戸内海が広がり松山観光港が立地している。
海に随分と近いにも関わらずこちらからは海は全く見ることは出来ない。
それどころか寺域一帯は、鬱蒼とした深山の趣すら感じられる。
ずいぶんと構えの大きなお寺である。
一ノ門から山門に至る参道脇には沢山の民家が建っている。
それが途切れると二十数段の石段が現れ、その上に簡素な作りの仁王門が建っている。
これは鎌倉時代の創建で、重要文化財、そこに掛かる扁額は弘法大師の直筆と言う。
仁王門を潜ると杉などの大樹の茂る急な上り坂の参道が数百メートルほど続いている。
途中右手に真新しい本坊があり、納経はここで受けることに成る。
更に進むと左には昔の遍路宿を彷彿させる建物も残されていてなかなか興味深い。
急な坂を上り詰めると右手に石段が伸び、三ノ門(仁王門)が見える。
そこを潜れば境内が広がり、国宝の本堂があるはずだ。
この寺の本堂は桁行7間。染間9間、奥行きの深い単層入母屋造りで、簡素ながら豪壮な
作り鎌倉時代のものだ。
その石段を一人の若い女性の歩き遍路が降りてきた。
急な坂を、息を切らしながら一気に駆け上がり、石段に取り掛かり、登り始めた辺りで
その女性とすれ違う。「こんにちは」と挨拶を交わしたその直後、異変が起きた。(続)
にほんブログ村
地図を見るとその山を越えるとすぐ下に瀬戸内海が広がり松山観光港が立地している。
海に随分と近いにも関わらずこちらからは海は全く見ることは出来ない。
それどころか寺域一帯は、鬱蒼とした深山の趣すら感じられる。
ずいぶんと構えの大きなお寺である。
一ノ門から山門に至る参道脇には沢山の民家が建っている。
それが途切れると二十数段の石段が現れ、その上に簡素な作りの仁王門が建っている。
これは鎌倉時代の創建で、重要文化財、そこに掛かる扁額は弘法大師の直筆と言う。
仁王門を潜ると杉などの大樹の茂る急な上り坂の参道が数百メートルほど続いている。
途中右手に真新しい本坊があり、納経はここで受けることに成る。
更に進むと左には昔の遍路宿を彷彿させる建物も残されていてなかなか興味深い。
急な坂を上り詰めると右手に石段が伸び、三ノ門(仁王門)が見える。
そこを潜れば境内が広がり、国宝の本堂があるはずだ。
この寺の本堂は桁行7間。染間9間、奥行きの深い単層入母屋造りで、簡素ながら豪壮な
作り鎌倉時代のものだ。
その石段を一人の若い女性の歩き遍路が降りてきた。
急な坂を、息を切らしながら一気に駆け上がり、石段に取り掛かり、登り始めた辺りで
その女性とすれ違う。「こんにちは」と挨拶を交わしたその直後、異変が起きた。(続)
にほんブログ村