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Hokusai cartoons

2010-05-15 | art

今日は気持ちのよい五月晴れ。今月いっぱい『北斎漫画―江戸伝承版木を摺る』という葛飾北斎生誕250年記念特別展を開催している岐阜市歴史博物館へ、愛車でドライヴしてやって来ました。↑初めての岐阜公園入口で信長公にご挨拶。目前の金華山の頂上に岐阜城が。山には栗の花が咲き乱れているので辺りは独特の香りが漂っていました。
公園内を南へ下ると歴史博物館があります。

博物館内の展示品は写真撮影禁止なので、詳細は岐阜歴史博物館webサイトで。

15,16日限り、浮世絵木版画彫摺技術保存協会の摺り職人さんによる「浮世絵の摺り実演と体験」をやっていたので、参加しました。

水を含ませた版木に顔料(この時はポスカと墨)を落とす。必要に応じて糊を加える。

顔料をブラシでのばしてゆく。

版木の下手につけてある「見当」に和紙(越前和紙)をあわせる。これがズレると全体がブレてしまう。

バレンで円を描くように摺ってゆく。力は強くても弱くてもダメ。

北斎の代表作、「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」は6色摺りなので6回摺って完成。
桜の版木は両面彫るので版木は3枚。富士山の背景の墨のグラデーションは摺り職人の技が光る技巧です。版木に傾斜などはついていないので、版木につける墨を水で薄めて加減をだしていました。薄い色から順に摺ってゆき、最後に浪と漁師の着物の濃い藍色が浮かび上がると、見ていた私達から歓声がでるほどでした。すばらしい!

さて、私も初めて浮世絵摺りに挑戦しました。


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