内藤新宿は大田南畝が住んでいた地域:新宿歴史博物館内
地下を走る駕籠から下りて、内藤新宿を訪ねました。曙橋駅と四谷三丁目駅の間の地区に新宿歴史博物館があります。この辺りは細い道が入り組んでいて、そんな中に博物館を見つけました。以前大田南畝の企画展をやっていたこともあり、今も関連したものが展示してないか見てみましたが、特にありませんでした。でも館内には新宿の歴史を物語る物が再現してあり楽しめました。そう、夏目漱石先生も新宿でしたね!文人の町、新宿。地下1階にある常設展示室を出ると、なにやらワークショップをやっていて、無料でお茶とお饅頭をふるまっておりました。全くの部外者の私もおよばれにあずかり、小腹を満たしました。
甘いもので元気も回復。再び地下の駕籠に乗り、浮世絵を見に太田美術館へ向かいます。 若者の街、原宿。ラフォーレ原宿の裏手に位置し、洒落たカフェのお向かいに美術館はあります。とりあえず、浮世絵を見てみたい人にお薦めな浮世絵専門の美術館。履物を脱いであがります。肉筆画もありましたが、展示会場が狭いと思いました。そこから徒歩でも行ける距離にあるのが、たばこと塩の博物館。ここでちょっと煙草職人のお宅にお邪魔して、山東京伝店を知っているか聞いてみました。
「きょうでん?しらねぇな。てやんでぇ~こちとらいそがしいんだ。とっととうせねぇ」
「あい、すみません・・・」
とほほ…追い払われてしまいました。考えてみれば、京伝は煙草入れなど小間物を売っていて、煙草そのものではないから、職人さんが知ってるはずないですね。弥次さん喜多さんが使ってたそうな煙草盆とか、世界のキセルとか、塩の展示コーナーも見ごたえありました。他の美術館や博物館の期限切れポスターを自由に持っていっていいように置いてあったので、サントリー美術館の歌舞伎ポスターをもらいました。受付のお姉さんは、人当たりのよい人でした。 この博物館も、若者の街渋谷にあって、場違いな感じ。と思ったら、墨田区横川に移転リニューアルするそうです。9月2日から休館。「あい、すみません・・・」
話は飛びますが、宿を取った旅籠へ行く途中、「塩河岸」跡を通りました。 渋谷駅まで歩き、新しくできたヒカリエの8階へ。ここに人形映像作家・川本喜八郎氏(故人)の無料ギャラリーがあるのです。
チェコ人形アニメ、イジー・トルンカに興味がある人は必見。NHKの三国志の人形を創った方です。
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