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trip to edo,or tokyo 3

2013-04-19 | trip
増上寺大門から東京タワーを見る

 増上寺へは、正しく大門から入りたいと思いました。あいにくの雨の中、境内への入口にあたる三門をくぐり、本殿へ参りました。向かって右手のお地蔵さんが並んでいるところから、徳川将軍家墓所へ通じる小路があり、行ってみました。
御霊廟は、公開される時期があり、参詣した日は公開日でしたが時間が遅かったので拝めませんでした。1258年作の四菩薩像(普賢、地蔵、空虚蔵、弥勒)の奥に見えるのが、御霊廟の門。
 雨脚も強くなり、そろそろ旅籠へ向かうことにします。
 宿泊するなら、日本橋と決めていました。日本橋通油町の近くのよい旅籠を探し、小舟町の旅籠へ落ち着きました。
 明治から昭和にかけての女流作家・長谷川時雨の『旧聞日本橋』の中で描写された、彼女の生れ育った通油町の街並みを思い出しながら、この先を馬喰町へ向かえば蔦重の書肆・耕書堂があって、十返舎一九もその界隈に住んでいて、北斎や京伝も通い、『膝栗毛』を出版し、一九と共に噺の会を催していた板元・村田屋治郎兵衛の栄邑堂もあった町がある―と妄想。今や本屋らしき店はなく、長谷川時雨の生れた頃には既に問屋筋になっていたらしく、通油町はたったの一町だけの小さな一画だったそうです。塩河岸のあったのは、COREDO室町から昭和通りまでの間。昭和通りから東は、夜は飲食店も少なくひっそりとしています。
 翌日は、上野不忍池の南にある下町風俗資料館を訪ねました。ここも江戸時代の下町を再現したコーナーや、レトロなカフェや銭湯の入口などが展示してありました。
  江戸川乱歩の小説に登場する浅草にあった凌雲閣
 このすぐ近くに旧岩崎邸がありますが、今回はパス。地下を走る駕籠に乗って、浅草寺へ行きました。

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