本日、二つ目のアップです。
昨日、明日香を訪ねた時、是非立ち寄りたいところがあった。
それは、明日香村畑にある高山寺に咲く百日紅(サルスベリ)を見ること。
3年前、畑地区から更に山奥に入った冬野地区にある「良助親王冬野墓」を訪ねた帰途、畑地区の「高山寺」に立ち寄ったとき、サルスベリの古木があることを知っていたのです。
2007年8月14日の紹介記事です。
さて・・・咲いているのか・・・。
3年前には花が見られなかったが・・・ちょうど見頃です。満開です。板塀と百日紅・・・この取り合わせもお似合いです。
3年前はかなり朽ちた古木に見えたのですが・・・なかなか立派な古木に蘇っています。
その後、手入れされたのでしょうね。
このお寺に、文人・小説家 五味康祐さんが住まわれていたのです。
今日も、庭に車が停まっていて誰かが住まわれているようで・・・。そのうち五味康祐さんが一升瓶を持って百日紅の花見に出てこられるような・・・雰囲気です。
例年ならお盆が過ぎると、朝夕は涼しくなるが・・・今年は、異常です。
今日も暑い・・・というか何日も暑い。まだ続きそうです。
そんな中、お肌ツルツルの木肌で、赤い花の塊を青空に向かって・・・『照り付けるならもっと照らせ!』と、言わんばかりに咲いている百日紅(サルスベリ)。
原産は中国で・・・「百日紅」と呼ばれ、日本では「サルスベリ」と呼ぶ。猿も登れないほど木肌がツルツルからだろう。昔の猫なら登れるため・・・猿になったのだろう。
最近の猫は爪をたててネズミを捕まえこともなく、爪を切って貰いマニキュアをして貰っているので・・・ネコスベリ・・・なんて改名してもよさそうで・・・。
昔は紅色だけだったのか。今では淡いピンク色や白色、紫色など・・・いろいろ。中国でもまだ「紅色」だけなのだろうか?
花の少ない夏場に、百日間も咲き続ける逞しい花・・・昔はお寺の境内で見かけたが、最近は個人宅の庭で見ることが多くなった。
でも古木が見れるのはやはりお寺など・・・。
そんなことで今回訪ねたのは、桜井市にある「聖林寺」。
天平時代の最高傑作である国宝十一面観音があります。雑念を払い、思わず手を合わせたくなってしまう菩薩です。
寺伝によれば開基は藤原鎌足の長男・常慧とされ、明治の廃仏毀釈までは談山神社(妙楽寺)の末寺であったとされています。
外塀越しに見えるサルスベリは、ちょうど見頃です。
▲高い石垣に外塀・・・その上にサルスベリ・・・よく似合います。
「聖林寺」の扁額は、清水寺・元座主の大西良慶師(故人)の書だとか・・・。
▲真下から見上げると・・・綺麗です。
▲門に一歩入らせて貰って・・・
▲ちょうど見頃を迎えているようです。