スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

蜻蛉(せいれい)の滝 ②

2008-09-28 21:57:34 | 奈良県の滝めぐり

首から左肩にかけてムチ打ち症の痛みが少し残っていますが、腰痛の痛みはなくなりました。
クルマの運転も出来るまでになり、吉野・川上村大滝方面への用事で出かけました。

途中、国道169号に「蜻蛉の滝」の看板が目に留まり・・・・。
”涼を求める”には、ちょっと時期ズレの話題ですが・・・・蜻蛉(トンボ)の名前に惹かれて・・・。

雄略天皇のヒジに喰らいついた虻(あぶ)をトンボ(蜻蛉)がやっつけたため、天皇が褒め称えこの地を「蜻蛉野(あきつの)」と呼ぶようになり、これより「蜻蛉」の名にちなんで、「蜻蛉(せいれい)の滝」と呼ばれるようになった・・・とか・・・・。
昔の人は、ウマイこと名付けますネ。

涼しくなったとは云え、訪ねる人もチラホラ居て・・・。やはり、観光地なのです。綺麗な滝です。
マイナスイオンが一杯の・・・というか、やっぱり肌寒い・・・。
でも、腰を庇いながら・・石段を登ると、汗ばむ手前で・・・ちょうど良いほどです。

滝の由来は、看板記載を見て頂くとして、60数メートルから落ちる水爆は迫力満点です。
飛瀑には、常に虹がかかり「虹河」と呼ばれている。
また、この滝に文禄年中、大和国主・豊臣秀俊(郡山城主)が投身溺死したところとか。
この滝の美しさについては、本居宣長も菅笠日記の中で、また松尾芭蕉もこの地に足を止めている。
『ほろほろと 山吹き散るか滝の音』




▲60メートルの落差は、近くからでは一枚に収まりません。3枚目は一つ目の滝壷から更に二つ目の滝壷へ・・・と落ちていきます。


▲滝に至る道端に、この赤い実が・・・・何の実かな?


▲由緒が書かれた看板です。

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2 コメント

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Unknown (よし男)
2008-09-29 00:27:38
この滝に関して昔の人が言葉遊びをしているのを感じます。
虹(にじ) → 虻(あぶ) → 蜻蛉(とんぼ) → 蜻蛉(せいれい)
雄略天皇の時代までは天皇は名実ともに強かったの
でしょうか? アブに刺されたことまでエピソード
として伝えられているとは。のちには天皇を守るべき
武家が鎌倉まで遠く離れ居城したり、島流しにしたり・・・
幕末になってからは、矢盾のように海外に対して
全面に押し出されたり(篤姫・・)

画面から滝の瀑音が聞こえそうです。離れてきても
耳に瀑音が残りそう。
ほんとうに清廉な空気が感じられます。

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Unknown ()
2008-09-30 00:48:09
蜻蛉の滝とはキレイな名前ですね。
名の通り、滝の姿も端正な感じで、緑がよく映えています。
随分近くから撮ったように見えますが、すぐそばまで
行くことができるのですか?
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