今日は、長谷寺・彼岸講としてのお手伝いは休みです。
ということで、カミさんを誘い、『藤の盆栽展』を訪ねました。
盆栽にはいろいろありますが「藤の花」とは・・・・初めてです。
会場は、奈良県庁隣にある「国際奈良学セミナーハウス」。
この会場はカタカナとなってはいるものの、元を正せば興福寺塔頭であった正門と旧世尊院の和式建築の建物と庭園で純和風。
まさに藤の花には相応しい会場となっています。
門の入り口には、藤の花が飾られています。
旧世尊院の玄関前にも藤の花がオブジェとして活けられています。
樹齢15年から80年まで・・・藤色、紫色、白色がその房を垂れ、甘い香りを漂わせています。
いずれの藤の花も、和室の会場にピッタリおさまり、各部屋に置かれた盆藤のひとつひとつに、感嘆の声が響きます。
ちょうど、会場におられた盆栽の持ち主である生駒氏に話を聞く事が出来た。
氏は、私と同じ桜井市に在住で、それもすぐ近くにお住まいで、私の親戚とは懇意の間柄でもあるのです。
大阪天満宮の「盆梅展」にも出展されておられ、『ああ、あの時の盆梅は・・・』となって、ついつい話しが弾みます。
準備が大変でしょうね、と聞くと、『盆梅に比べれば軽いので・・・まだマシですが・・・』とのことですが、それでも出展には3日間を要するとか。
出展するには、『ここに出展している倍の作品を用意していなければなりませんので・・・』とのこと。
35鉢の出展、ということは70鉢も所有されているのです。
藤の花は、必ず咲くとは限らないのです。
また咲いている期間は約10日間と短いため、展示期間に合わすには・・・大変だとか。
昨年から始められ、今年で2回目の展示。
NHKなどの取材などもあったとか。
甘い藤の花の香りが漂うなか、入場者の質問にも気さくに答えられていました。
冒頭の藤のオブジェは、右側より「白野田藤(昭和白藤)」(ノダフジ系)、「紫甲比丹(紫花美短)」(ヤマフジ系)、「岡山一歳」(ヤマフジ系)の3株から出来ています。
見事な出来栄えに圧倒されます。
「春日藤まつり・盆藤展」として、4月20日~5月5日まで開催されていますので、是非お訪ねをお勧めします。
▲「春日藤まつり・盆藤展」の会場となっている「国際奈良学セミナーハウス」の門では、藤のオブジェが迎えてくれます。
▲純和風の玄関前でも、藤の花が・・・・。
▲「野田長藤」(ノダフジ系)。樹齢40年です。
▲「野田長藤」。左側は樹齢40年。
▲「野田長藤」。6尺の大きなモノです。
▲「野田藤」樹齢50年と「海老茶藤(白野田藤)」です。1本の樹から2色の花が咲いてます。
▲「八重黒龍藤」。樹齢40年です。
▲「岡山一才藤」(ヤマフジ系)、樹齢15年と「野田藤」(ノダフジ系)、樹齢80年。
▲部屋一杯に甘い香りが漂っています。
▲「口紅藤」(ノダフジ系)、樹齢40年。
久しぶりに感動した「盆藤展」でした。
ビックリと云うより・・・・素晴らしいフジ、思わず歓声が上がる感じ、良いものを見せて戴きました。 フジは北国にも在りますが、盆栽仕立ては初めて目にしました・・・・芸術そのもの、のび太には出来ませんが、こう云う花が我家にも在ればと思いますネ。
盆栽の藤は初めてです。見事であること分かります。生を見たらまた違うんでしょうね、藤娘が出て来そうです。
庭植よりりっぱですね、藤棚の藤とは種類が違うんでしょうか?
すごい立派だったでしょう~?
ブログ見て、こうやって行って下さると、なんだか自分のことのように嬉しいですw
しかも、盆栽作家の方と近しい間柄だったとか・・・。
新しい出会いもあって、実り多いおでかけでしたね!