今、長谷寺では「冬ぼたん」がちょうど見頃を迎えている。
アタマから藁帽子を冠った淡いピンク色の可愛いボタンが咲いている。
葉っぱが無くて花だけのものを「寒ぼたん」と言い、葉っぱがあって花が咲いているのは「冬ぼたん」と言うそうだ。
春に付けた蕾を摘み取られ、夏に出た葉っぱも剥がされて・・・花が咲く時期をムリに遅らされ、藁で囲って暖かくされることで花が咲く・・・これが「寒ぼたん」。幹だけで葉っぱが無いのです。
一方、「冬ぼたん」は、こちらも春咲きの品種を温度管理されて、強制的に冬に咲くようにされたもの。だから、葉っぱも付いている。
どちらも辛い試練に耐えて・・・やっと花を咲かせたのです。
そんな花たちの思いを感じながら・・・ひとつひとつの花を見てきました。
長谷寺の「冬ぼたん」は、今が見頃です。