近くの花屋で「ナンバンギセル」を見つけました。
この花、名前と形が奇妙なため、何とか手に入れたいと思っていたのですが・・・花屋に売られているとは驚きです。
花の形が昔、祖父がタバコを吸うとき使っていた「煙管(キセル)」の形に似ていて、地中から伸びた茎の先に花だけが咲いているのです。葉っぱが無いのです。
そして、寄生植物で、ススキ、みょうが、サトウキビなどの根に寄生するのです。
ミニのススキには穂がついています。この穂を採って蒔き、育ったところにナンバンギセルの種子を蒔いて・・・と思っているのですが・・・どうでしょう。
万葉集に・・・
『道のべの尾花が下の思草 今さらになどものか思はむ』
とあります。
思草が「ナンバンギセル」で、尾花が「ススキ」・・・。そんな昔から、咲いていた花だったのです。
なんとも、不思議な花です。