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スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

涼風を浴びて・・・滝めぐり ④ 東吉野・投石の滝

2010-08-04 10:05:44 | 奈良県の滝めぐり

連日の猛暑で、バテバテ気味です。
菜園のキューリ、トマトは、まずまずの収穫で、毎日・・・毎食に登場します。
赤と緑を食べ続け、まるでキリギリスの食生活です。

オクラとナスとシシトウがダメで・・・もうすぐ、カボチャが採れます。
スイカはご近所の出来具合を確認し、貰える日を楽しみに待っております。

さて、涼を求めての「滝めぐり」・・・・
昨日は、東吉野村瀧野にある「投石の滝」に行きました。
宇陀市榛原区から国道369号を進み、開路トンネルの手前から県道28号を進むこと15分。右手にある白馬神社の境内にあります。

12mの直爆で、綺麗な姿をしています。
真正面には見晴らしベンチが設けられています。
誰も訪れることなく、滝の音だけ・・・木立が陽射しを遮り、滝風を浴びてしばらく撮影するのを忘れて涼んでおりました。


▲12メートルの直爆。手前の山モミジが紅葉すれば綺麗でしょうね。また、すぐ近くにもシャクナゲの大きな木がありました。シャクナゲの花を入れて撮れば・・・もっと綺麗なはず・・・。


▲最上部・・・水量が多いのでしょうか。勢いがありました。


▲滝壷は浅く、岩盤の上に落ちているようです。


▲涼しそうです。頭からかぶりたい・・・。カメラが濡れないところまで近づきました。


▲川の中からも撮りました。少し色づいた山モミジが綺麗です。


▲帰り道、振り返って全景を眺めました。綺麗な水、木々の緑、美味しい空気・・・満喫しました。


涼風を浴びて・・・滝めぐり ③ 御杖村・不動滝

2010-07-27 22:23:51 | 奈良県の滝めぐり


『御杖村・不動滝』

伊勢本街道が通る「御杖村」にある『不動滝』を訪ねた。

御杖村・・・とは、倭姫命がこの地で休まれた時、杖を祀られたことからこの村名になったとか。

国道368号で御杖村へ。青少年旅行村の看板に従い右折。小さな集落を過ぎ、「三峰山」に向かって「神末川」沿いに進み「青少年旅行村」の入口へ。すぐに左折し、川沿いに進むと不動滝に至ります。
途中、落石もあって・・・・怖い山道をゆっくり進みます。
路肩には三重ナンバーの車が一台だけ・・・先客です。
「三峰山」の頂上に登っておられるようです。

滝に向かう小道は、両側の杉木立が覆いかぶさり、陽が差し込まず足元はじめじめしています。
小さな滝を幾つか眺めながら谷川に吹く心地よい風を受けながら、登ります。
やがて鳥居と山小屋を過ぎると、不動滝が現れました。
滝には注連縄が張られていて、思わず手を合わせて拝みます。

正面から見つめていると、流れる水越しに見える黒い岩は、不動明王の姿となって浮かび上がっている・・・と同行したカミさん・・・。
言われてみれば、なるほど・・・見えてくるから不思議です。
滝壷に落ちては困るから・・・と言ってついてきたカミさん・・・。確かに、滝の撮影には2人以上で行くことをお勧めです。
万が一・・・ということもありますから・・・。

落差15m。水飛沫が気持ちよい。でも、カメラを濡らすわけにはいきません。
川岸から、川の中から、滝壷に近寄って、滝全景を・・・とアチコチ移動しながら撮りました。
長靴に履き替えたのが正解でした。

三脚は川の中を歩くとき、杖代わりになりますから・・便利です。川の中に三脚を立てて、撮りました。

今日は、あいにくの曇天。時々陽は射しますがすぐ変わる。なかなか滝を撮るのは難しい。
2時間ばかり粘って、170枚ほど撮りました。













体長12cmほどの大きなカエルもいました。カジカカエルなのでしょうか? 岩の色と同じだったもので・・・触りそうになってビックリ。
この滝のヌシ・・・かもしれません。
しばらくニラメッコして、記念に1枚・・・撮らせてもらいました。
顔写真は、ゴメン・・・ということで・・・後ろ姿だけ。

 


蜻蛉(せいれい)の滝 ②

2008-09-28 21:57:34 | 奈良県の滝めぐり

首から左肩にかけてムチ打ち症の痛みが少し残っていますが、腰痛の痛みはなくなりました。
クルマの運転も出来るまでになり、吉野・川上村大滝方面への用事で出かけました。

途中、国道169号に「蜻蛉の滝」の看板が目に留まり・・・・。
”涼を求める”には、ちょっと時期ズレの話題ですが・・・・蜻蛉(トンボ)の名前に惹かれて・・・。

雄略天皇のヒジに喰らいついた虻(あぶ)をトンボ(蜻蛉)がやっつけたため、天皇が褒め称えこの地を「蜻蛉野(あきつの)」と呼ぶようになり、これより「蜻蛉」の名にちなんで、「蜻蛉(せいれい)の滝」と呼ばれるようになった・・・とか・・・・。
昔の人は、ウマイこと名付けますネ。

涼しくなったとは云え、訪ねる人もチラホラ居て・・・。やはり、観光地なのです。綺麗な滝です。
マイナスイオンが一杯の・・・というか、やっぱり肌寒い・・・。
でも、腰を庇いながら・・石段を登ると、汗ばむ手前で・・・ちょうど良いほどです。

滝の由来は、看板記載を見て頂くとして、60数メートルから落ちる水爆は迫力満点です。
飛瀑には、常に虹がかかり「虹河」と呼ばれている。
また、この滝に文禄年中、大和国主・豊臣秀俊(郡山城主)が投身溺死したところとか。
この滝の美しさについては、本居宣長も菅笠日記の中で、また松尾芭蕉もこの地に足を止めている。
『ほろほろと 山吹き散るか滝の音』




▲60メートルの落差は、近くからでは一枚に収まりません。3枚目は一つ目の滝壷から更に二つ目の滝壷へ・・・と落ちていきます。


▲滝に至る道端に、この赤い実が・・・・何の実かな?


▲由緒が書かれた看板です。


日本の滝百選 「十津川村・笹の滝」 ①

2007-08-19 11:41:06 | 奈良県の滝めぐり

「日本の滝100選・笹の滝」 

連日の猛暑を避けるため、ひとときの涼をもとめて、奈良県吉野郡十津川村内原にある「笹の滝」と、十津川村谷瀬にある日本一の吊り橋「谷瀬の吊橋」へ。

まずは、日本の滝100選に選ばれた「笹の滝」へ。
ここは初めて来るところだ。
吉野郡大塔村天辻にある「星の国・道の駅」から22kmの位置。
国道168号線沿いの風屋ダム近くの分かれ道から12km。

対向車があるとどちらかがバックしなければならない道を進む。舗装されていない路肩は脱輪すると隣を流れる滝川渓谷へ・・・。
夏休みでもあり、涼を求めての遠方者の車が多い。
何度か車を降りて、隊列を組んだ先行車と対向車を誘導する。
曲がり角が多いため、うかつなバックも怖いのだ。
見知らぬ者どうしが、助け合うのもいいことだ。

やっと駐車場らしきところまで来た。道幅が広くなっているだけで、各自がテキトーに停める。

滝への通路入り口にはアーチの看板。
「足元の岩が滑りますので、ご注意を!」の警告表示が・・・。

増水の時は、川になると思われる木の根と岩肌が、踏み固められ造られた道(?)を、真っ白い巨石を見ながら、登ること10分。

タテ・ヨコ6メートルほどの巨石の下を潜り抜け、滝つぼに向かう。
カミさんは、サンダル履き。手摺りのロープづたいにソロリ、ソロリ進む。

コチラは、出来るだけ近くで滝壷を見たい。そしてカメラに収めたい。
誰かが置いた飛び石づたいに、滝壷の一番近くの岩にたどり着いた。
32mの高さから落ちる水は、迫力ある。水量が増せば近寄れないかも・・・。
凄い風圧のため飛ばされそうになる帽子を脱ぎ、全身水しぶきをかぶりながら、何枚か撮った。
しぶきを浴びても気持ちがいい。オォーーキモチイィィーー!!

滝壷の周りは、若者達が飛沫を浴びながら、岩の上で寝そべっている。
滝壷も川の色もエメラルドグリーン。少し深みのある川に飛込み、泳いでいる。

この滝は、滝壷から下方の巨石・岩場・両側の絶壁と樹木が見どころだ。
なぜ、「笹の滝」と呼ばれるなったのか。滝の近くに笹も無く、滝の形も笹のようでも無く・・・。なぜだろう?
真っ白な石と岩の間を流れる、飲めそうな綺麗な水。この渓谷の水は「やまとの水」に選ばれているのだ。

思いっきりマイナスイオンを吸い込んだ、ひと時だった。
明日は「谷瀬の吊橋」を紹介します。


駐車場からすぐ近くの「日本の滝100選・笹の滝」への入り口。


木の根と岩肌が、踏み固められ造られた道を登って・・・滝壷へ。


吉野郡下北山村との境にある「涅槃岳(1376m)」や「中八入山(1397m)」に降った雨水が、流れ落ちる。


「滝川渓谷」の道路脇の岩肌に咲いていた花。何の花かわからない。あわてて撮ったのでピンボケだ。

  《MIHOKOさんから、この花は「イワタバコ」であることを教えて頂きました。調べてみると、若葉は少し苦味はあるが食べられ、また胃腸薬としても利用されるとか。》