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スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

般若心経『五蘊 色受想行識』

2023-12-15 05:00:00 | 刻字(酷字)の真似事


「五蘊 色受想行識」
「般若心経」の中から、これらの言葉を選び、呉昌碩の臨石鼓文字で臨刻してみました。

五蘊とは、人間は1つの肉体的要素と、4つの精神的要素の、合わせて5つの要素で構成されていると説く仏教の思想です。
色 → 物体
受 → 感受
想 → 表象
行 → 意志
識 → 認識

色、受、想、行、識の5つのうち、「色」だけは物質的なもの、物体を意味する言葉です。
人間でいえば肉体です。
つまり人間の形をなしているものはすべて「色」に分類されます。

残りの受、想、行、識はすべて精神的な作用を意味しています。
「受」は、私たちの知覚、物事を感じることを意味します。
「想」は、受で感じ取ったもの事が何なのかということを理解することです。
「行」は、受・想と来て判断した物事に対して、意思を持って何か行動に移そうとする心の働きを意味します。
「識」は、感じたものに対して、それを認識する働きを意味します。


 以上のことから、「五蘊」を上部に、下部の中央に「色」を配し、周りに4文字をいれてみました。
 こんなことすると、仏教関係者に叱られるかもしれませんが・・・。

 いろいろ考えた挙句、このようなデザインにしてみました。
 我が家の仏壇横に飾っております。

  ネットで購入の桂板 (69×24×4cm)  文字は金箔貼り、岩絵の具。


『源』

2023-12-13 05:00:00 | 刻字(酷字)の真似事


『源』「みなもと」

 龍顔の書体。旧字体 中国南北朝時代、南朝の宗で458年に建てられた地元豪族の墓碑に刻まれた書体。

 もっと、丁寧に彫って・・・色付けしなければダメですね。初期の作のためご勘弁を・・・。


  もくもく館で無料のケヤキ。(11×14.5×3cm) 


『花』

2023-12-09 05:00:00 | 刻字(酷字)の真似事


『花』 明人の書・臨書

明代(1368-1644)になると、縦横に筆を揮う奔放な書風が登場しました。
明人の書は非常に多彩な様相を呈し、行草書の表現は特に自由奔放で、当時のあくまで伝統に則った書法と対比をなしています。
その間に個性を発揮して自らの書風を確立した書家も時代の波に呑まれることなく自己表現の道を歩みました。
(国立故宮博物院の解説より)


最初の頃の作品です。

もくもく館で無料の「欅」 (13×17.5×5cm)