いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

自分史を書く

2007年10月25日 08時41分17秒 | 兎に角書きたいの!
 自分史講座に参加して自分なりの自分史を書き上げた。参加者の文章をまとめて一冊の冊子として作成することに決まった。
 A4版で57ページの大作となった。そこで、冊子の表題をどうするかで協議した。あまり意見が出てこないので、私は「サンデー六ツ川」と提案した。即決定で表紙の言葉を書くことになった。

 -表紙の言葉ー
          サンデー六ツ川

 今年はことのほか厳しい残暑のなか、日曜日の午前開催の「自分史を作ろう」講座に、シルバー13名(女性6名・男性7名)は、ここ六ツ川1丁目コミュニティにハウスにあつまった。
 斉藤美枝講師指導の下、各自がテーマを定め、それぞれの自分史作成に、期待とフアンを抱きながら果敢に挑戦し、この人生に新たな足跡を残すことが出来た。
 「自分史は、一枚の写真からよみがえる失われた時を、ふるさとの風景などを文章で綴る思い出のアルバムです。誰でも書ける自分自身の人生体験を楽しみながら気軽に書きましょう」と、講師の激励を受けながら、自分史講座受講の動機をそれぞれが、
「妹が本を出版してその刺激を受けて」
「自分が歩んできた事柄を子供に伝えたい」
「初めてだが記録的なものを」
「家のルーツを子供たちに伝えたい」
「自分の故郷を子供たちに語り残したい」
「過去の思いを記録したい」
「家系を調べ今存在している事実を記録したい」
「自分の生い立ちを追ってみたい」
などと、書きたいと思う題材は、多種多様でいくらでも湧き出ていた。この湧き出た言の葉を、自分流にかき集めその滴が、源流となってただ一つの自分史がつむがれてゆく。

 六ツ川1丁目コミュニティハウスのあるこの地、「六ツ川」の地名由来については、六つの村が大岡川村になったことに由来する、マンカ谷、鮫ヶ谷、久保谷、九田谷、御堂谷、荒谷戸の六つの谷戸から流れる谷川に由来する、の二説がある。

 私たちは、日曜日に、ここ六ツ川の地に集まって試行錯誤しながら、自分史を初めて書き上げたこの思いを、「サンデー六ツ川」の表題に託して、末永く自分たちの記憶に留めたいと思っている。
 受講者の言の葉を集めた自分史は、いく筋もの流れがまとまって一つの川となった。その証しが、この「サンデー六ツ川」と題する自分史である。
 この思い出のアルバムは、私たちに希望と勇気を与え、新たな文章を綴る大きなヒントを与えてくれた、貴重な自分史講座であった。

     「乗りかけた船には
          ためらわず乗ってしまえ」
               (ツルゲーネフ)

 いずれ、このときの自分史を記したいと思っている。

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