いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

日本の生活習慣

2006年01月04日 13時30分18秒 | ハマ風は踊る
 あけましておめでとうございます。お正月はゆるりと過ごされたことと拝察
致しております。おせち料理などを十分に堪能され、年頭に当たって思いを新
たにされたことでしょう。古来、お正月の縁起物として食卓を飾る食べ物には
それぞれの言われがあります。

 ① れんこん…先の見通しがきく→先頭から後まで穴があいているから
 ② さといも…子孫繁栄→里芋は親芋の周りに沢山の子芋ができる縁起をか
        つぐ
 ③ 八つ頭 …人の頭に立つ→「八」は末広がり「頭」は人の頭に立つ
 ④ だいだい…代々末広がり→熟しても実が落ちず、次の実がなってもなり
        続け三代続くから
 ⑤ くわい …芽が出る→ひと皮むくと芽がでていることから「芽が出る」
        に「めでたい」縁起ものとされている
 ⑥ ごぼう …健康で長生き→細長いその姿から健康で長生きを願って食さ
        れる
 ⑦ たけのこ…一年の節目に→節があることから年の節目のお正月に食べる
        と良いとされ、スクスク育つ竹の子に願いをかけて食する
 
 正月の儀礼として、これを食するに使用する箸は、一般に柳を材料としたも
のが多い。それは、柳に神霊が招き寄せられて乗り移るとされ門松も年神さま
の衣料とされている。
 そして、正月七日の行事がある。中国は楚の国(春秋戦国時代)の習俗で
「荊楚歳時記」に「正月一日鶏と為し、二日狗と為し、三日羊と為し、四日
猪と為し、五日牛と為し、六日馬と為し、七日人を為す」と。七日間を以って
神の創造が完了するとみる思想は、旧約聖書にも見られ水や樹や鳥獣がつくら
れ、六日に人を男と女に創造し、七日には工(わざ)が終わったと…
 その正月七日には、七草菜を吸い物として食べ(日本は七草粥)身内の邪気
を払う。
 七草としては、現在はセリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベ・ホトケノザ・スズ
シロが食され、この風習は804年の「皇大神宮儀式帳」に見られる。
 そして、正月に味わう最高のものは「ゆ」である。
  正月一日・クコ葉ヲ入レタ湯ニ入レバ、病ムコトモナク老イルコトモナイ
  正月二日・五木(ウメ・モモ・ヤナギ・クエワ・スギ)ヲ取リ、湯ヲ煮テ
       コレヲ浴ビレバ、老ニ至ッテモ鬢モ髪モ黒イママデアル
  正月七日・コノ日入浴スレバ、歯ガ堅ク丈夫ニナル
  二月二日・正月一日ト同ジ
  二月八日ノ黄昏時ニ入浴スレバキワメテ健康ニナル
  三月三日・正月一日ト同ジ
  四月四日・コノ日明ルイウチニ入浴スレバ病気ヲシナクナル
  四月七日・コノ日入浴スレバ金持チニナル
  四月九日・日没ノ時ニ入浴スレバ、長命ニナル
  八月七日・コノ日入浴スレバ頭ガヨクナル
  十一月十五日・夜半過ギニ入浴スレバ憂イヲ去ルコトガデキル
  十二月十三日・夜半過ギニ入浴スレバ、スバラシイ女性ヲ得ルコトガデキル
  十二月三十日・正月一日ニ同ジ などなど
 これは、1631年編「養生月覧」等に記されている。日本人は、古来から
湯を浴びることを好み「ゆ」はまた「神聖な水」でもあった。「日本書紀」に
「熱湯ヲ探リ真偽ヲ定メシム」と記され「湯」には、私達の先祖の心の真偽を
見定める神の意志がこもっていると信じられてきた。そして、「ゆ」につなが
ることが、いつまでも続く健康をも約束するものと信じられていた。実際にそ
の効能も認められ、日本各地での温泉の効能書きをみれば納得されるであろう。
 冬至の日にゆず湯、五月五日菖蒲湯につかるなど日本には素晴らしい生活習
慣が根付いている。
 ところで、いよいよ「団塊の世代」が、2007年から順次60歳の定年を
迎える。終戦後の1947年~49年生まれで、総勢約680万人と報じられ
ている。
 この時代、ベビーブーム、受験戦争、ニュータウン、マイカーブーム……
団塊の世代が受け取る退職金総額は50兆円以上と試算されている。これら
の人たちがどのような人生設計を打ち立てているのだろうか。その動き、方
向によって社会の情勢は大きく変わって行くだろう。
 夢舞台「すべてが面白い」と人生第2幕を挑戦していただければ、超少子化
超高齢化の世の中も明るく良い方向へ導かれていくだろう。
 
 とにかく、『これからが本当の人生ですから!』GO GO GOそれそれゆけ!

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