いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

お前百まで…

2005年09月24日 08時41分29秒 | Weblog
 「お前百まで わしゃ九十九まで 共に白髪の生えるまで」と続く。夫婦が
一緒に元気で長生きするようにと願う文句。
 能「高砂」の尉(おじいさん)がくま手、姥(おばあさん)がほうきを持つと
ころから、お前掃くまで、わしゃ掻くくま手……とは落語のネタ。
 「江戸語大辞典」などによれば、「お前」は夫、「わし」は妻。……

以上は平成17年9月23日読売新聞 日本語ひめくりの記事である。

 私は、「お前」と「わしゃ」の意を逆にとっていた。「いつまでもむつまじ
く」の意味であることは理解していたが、一人称の意味に思い込みがあった。

 と言うことは、「夫は百まで妻は九十九まで…」となる。何故、同じ百にし
なかったのだろうか。語呂合わせか。当時の寿命は五十歳であることを考えれ
ば、「鶴は千年亀は万年」と同じで長命の目出度さを表現したものだろう。

 よく考えれば、「お前」は「お前様」と言うことで妻が夫を呼ぶ意であり
「わしゃ」は女性にも使われている。

 私の思い込みを正してくれた読売の記事でした。


 
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