横浜国大キャンバスを巡る

　今、横浜国立大学（保土ヶ谷）では多くの公開講座が開かれている。夏休みと言うこともあり校内を歩く人はまばらである。校内には９１もの施設があり目的物に到着するのに時間を要した。
　目的は、公開講座の表紙に飾られた大樹を見るためである。自分で探すのを諦め工学部の事務局で尋ねた。親切にいろいろと手を尽くしていただきその目的物の所在が分かった。
　そこにはケヤキの大木が８本ほどあった。逞しく成長し枝を四方八方に伸ばし周りでは蝉の声が鳴き渡る。静寂のような大木の周りを巡り数枚写真に収めた。キヤンバス内全体が環境保全林となっており自然がそのまま残され学生は恵まれた自然環境の中で勉学に勤しんでいる。
　これも偶然か「横浜国大公開講座」および「「杉並師範館」の冊子表紙はいずれも大木が映し出されている。
　この大木を眺めていると心が休まり自然の偉大さを痛感される。街路樹でも森の木でもよくよくその様を眺めたいものである。生きる力を与えられるだろうから。