いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

ひん曲がったブライド白鵬に喝!

2017年12月28日 08時36分36秒 | おやじ日記
 横綱白鵬関の様々な行動に不愉快と思う事柄が多すぎる。張り手、かち上げ、ダメだしで勝負が決まっているのに土俵下への突落とし(これにより審判員が骨折した。また日馬富士のようなかばい手を見たことがない) 懸賞金の受け取り表現、前代未聞の立ち合い不成立アピール、土俵下での万歳三唱、貴乃花巡業部長との同行拒否発言などあまりにも不愉快な行動が多すぎる。
 平成29年12月21日付産経新聞の一面中央7段抜きで「おごる白鵬の悲劇」と題して元小結 舞の海秀平氏が投稿している。この中で九州場所11日目の嘉風に敗れた一番の行動を批評している。「…ふわっと立った相手のもろ差しを許し一方的に寄り切られた。すると、物言いや待ったをアピールするかのように右手を挙げて土俵下で立ち尽くす。審判から促され、1分以上たってからようやく土俵にあがったが…ことの重大性を認識させるために、1場所出場停止の処分をくだしてもいいほどの愚行だ。白鵬がいなくても土俵が充実していれば興行は成り立つという毅然とした姿勢が相撲協会には求められる。…この国の社会全体がどこか曖昧ではっきりものを言わず、その場の空気に流されてしまう。…」と是非全文を読んでいただきたいと思っている。

 「海道東征」への道の著者新保祐司氏は、この著書の中で「日本という国家が抱えている危機は、実に多く存在するが、その基底に威儀や儀典的な形式を失ってしまっていることは、危機の中でも最も根本的なものかもしれない」と著述されている。まさに相撲道にも通じることだろう。

 提案だが、相撲の決まり手には、基本技(7手)、投げ手(13手)、掛け手(18手)、反り手(6手)、捻り手(19手)、特殊技(19手)合計82手とされている。この中で横綱白鵬の「張り手」は不快である。白鵬は相撲は格闘技であるから勝つことが一番と勝負にこだわりを持っている。確かに、プロレスやKワンなどでは多用されているが相撲には不似合いな決まり手である。そこで「張り手」を禁止とする改革を相撲協会は実施してほしい。「かち上げ」もプロレスなどでの「エルボー・スマッシュ」と同じようなものである。

 また行司による審判に対する物言いも不愉快である。行司は「脇差」を身に付けて軍配を差し違えた場合には、切腹して責任をとりますという覚悟を示している。その行司に異議を唱えることは己も切腹するということである。ということはこの場所は休場することである。

 相撲は国技として優勝者には天皇杯が授与されているのである。相撲は歴史と儀式の中での勝負である。ただ勝つことだけを目指す競技ではないことを肝に銘じるべきと考える。
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