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疲れすぎて眠れぬ夜のために

2017年12月23日 | 日記・エッセイ・コラム
なぜか(って自分でポチっとしたんでしょうけど)Amazonから届いて読んでいる本。
疲れちゃうと逆に傾眠傾向になる体質(若い証拠、、、?)なのにどうして買ったんだろうか。
哲学研究者で大学の先生である内田樹氏の幸福論。


(まだ3分の1くらいしか読んでないんですけどね)

「利己的」ということについて
よく、むかついて他人を殴るあるいは殺人をしてしまう若者のことを
利己的だと言うが、こういう人が認識している「己」というのは、
自分自身を欠点も美点も含めた全体としての自分ではなく
他人(または親、または世間)に受け入れられる一部分だけの自分であり
「己」の感覚は異常に縮んだもの
なのだそう。

また、人間は「我慢して生きて行かねばならない」と思いこんでいるが、それは本能に反した行為で、
「成熟した大人は我慢できるものだ」「家族のため」「会社のため」「老後のため」などなどいろんな建前を使って我慢を続けていく。
上司に怒鳴られながら毎日働く、パートナーの暴力暴言無視を我慢しながら一緒に住む、いじめにあってるのに学校にいく、疲れ果てているのに休まない。
己が分断されて異常に縮こまっているという点では「むかついて他人を殺してしまう若者」の心の中と同じなのではないか。

ストレスに耐えることが美徳だと認めてしまったとたん、人はオヤジ化するのだそうです。
身体的ダメージ、毛が抜け、歯が痛み、しわが増え、腹のまわりに脂肪が付き、鼻毛がはみだし、目が濁ってくる、、、
コワイ。 
身体からの精一杯の危険信号なのに。

残りの3分の2をまだ読んでないけど、お昼にお味噌汁屋さんで鮭の粕汁と雑穀ご飯を食べながら読んだところはそんな内容でした。

ワンランク下の自分を目指し、適度に手を抜き、不愉快な人間関係から逃げて、
小さくてほっこりした幸せを。
というメッセージ。
うん、確かに思いこみで不幸とまでは行かずとも不機嫌になるのはもったいないなと思いました。
本当の意味で己の利を追求していくと、社会全体、世界全体の利を願うようになるというのは納得。
先を読むの楽しみ。


昨夜はバイト先のお店に友達のN川ちゃんが遅い時間にふらりとシェリーを飲みに来てくれて
まかないのいつも美味しいサンドイッチと一緒に心身に美味しい自然派ワインを2杯ほど仲良く飲んで、年末に一時ゆったり楽しかった。
こういうのを『小さくても確かな幸せ』というのね。

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