So many stars

ヴォーカル(おやすみ中)、音楽講師、トウリーダーなどなど😊❤️

A Felicidade

2013年07月08日 | 日記・エッセイ・コラム

近頃バタバタしてて、全然ちゃんとした読み物を読んでないな・・・と

どうしても本が読みたくなって、大きな書店へ寄りました。

頭の中では、すっごい名作を読もう!という気持ちだけはあったんだけど

あんまり知らないし、ついつい好みで、

芯の強い静かな文体の女性の作家ばかり手にとってしまう。

幸田文とか、須賀敦子とか、シャーロット・ブロンテとか好きです。ほっとします。

決まらなくて名作文学コーナーをうろうろ15分くらいしたところで、突じょ名案が

文庫本コーナーで、目をつむって最初に手がふれた本を買って最後まで読もうって。

それで、行き当たったのがバルザックの「谷間のゆり」でした。

解説には、恋愛小説の古典と書いてありますが。

初バルザック。

最初はあんまり良く分からなかったんだけど、これも名作だから仕方ないと思って

がんばっていたら、どんどん引き込まれてきました。

まだ前半戦だけど、主人公が片思いしてる伯爵夫人のこの言葉

「悲しみは果てしがありません。喜びには限りというものがありますけれど。」

ん?どっかで聞いた・・・。

まさにジョビン&ヴィニシウスの名作、「黒いオルフェ」の「A Felicidade」ではありませんか!

Tristeza nao tem fin, Felicidade sim

おぉぉ、時代も国も違っても天才作家の考えることは、共通している!と感動

していたら、友人は

「きっと、ヴィニシウスはバルザックを読んで、この歌を書いたのでは」って。

そう言われてみたら、そちらの方が現実的だわ

この「谷間のゆり」の気高い伯爵夫人のたましいが、

ヴィニしウスとジョビンの手によって、悲しく美しい歌になったんだなぁと

胸を打たれました

やっぱりたまには本読むのいいな。


ジャズサンバ

2013年07月08日 | 日記・エッセイ・コラム

夕方大きな雷の音とともに、激しい雨が

梅雨明けしたようで、本格的な夏ですね。

吉祥寺Stringsのジャズサンビスタスライブ、 楽しく参加いたしました

メンバーのみなさん、聴いてくださったみなさんに感謝です。

インストバンドのゲストヴォーカルという立場で、出番は少なかったのですが

その分音楽をじっくり聴くことができました。

Odeon も Luiza もジャズサンビスタス達が演奏すると、熱いジャズサンバでした!!

歌は「So danco samba」「Chega de saudade」「A Felicidade」「Tristeza」と

スタンダード中のスタンダード。

とても新鮮だった。

スタンダード曲を自分のものにして表現するということ、

今日の演奏を聴いていて学んだことでした