友人2人で暮らしている家に
今日から住むことになった
引越しといっても
トラックもなく
身の回りの最低限のものだけで
友:あなた、ここね
と言われたスペースに
とりあえず荷物を置く
大きめの部屋を
棚で囲って
2つに区切っているだけ
私:私の棚は?
友:これ
手前の低くて細長い
1mもないくらいの
木製の棚だけで
お皿くらいしか入れられない
他のものはどうしよう
部屋を区切っている棚も
同じもので
こちらを向いているので
私:これは?
中を見ると、もう2人の
皿などが入っている
友:大丈夫だよ、まとめれば
友は気軽に言うが
自分のモノもいろいろあるのにな
まあ、そのうち考えよう
私はこうした数人での
共同生活は初めてだし
苦手だが、馴染めるだろうか?
でも、ゆるい雰囲気が
「やっぱり猫が好き」みたいで
なんとかなるか?
*
その部屋の中の
小さい網焼き道具で
クッキーを焼いた友
私:
クッキー!!
こういうの出来る人って
ほんとスゴイと思う
熱々のをフライパンごと
差し出して、1枚取り
カントリーマーム状態
私:
あつあつ! 美味しい
私も何か作れたらいいけど
何も出来ない
*
急に母?が来て
そこら中のものを
一気に片付けようとするが
まだ来たばかりでムリ
(この時はさっきの場所ではなく
部屋の中心のほう
とにかく少しでも
スペースが出来るよう
ペンはペン、紙は紙など
種類ごとにまとめて
机の上に置くが
バラバラになって
机の上がいっぱいになり
ダメだこりゃ、と諦める
(母はこの場面だけ
*
みんなで楽しく喋っている
ずっと独り者だと思っていた友Aに
カレシがいると知って驚く
AがB(どちらも顔はぼんやり
に話しているのを聞いていると
なにかの占い?を
面白半分でやってみたら
ベターハーフのような
今のカレシに出会えたみたいな話で
盛り上がっている
私はパートナーは要らないが
そんなこともあるのか、
へえーと驚く
これまでAからそんな話を
聞いたことがなかったし
そんなそぶりもなかったことにも驚く
*
その部屋の左のほうにも
まだ広い部屋があるらしく
AとBの友人らの声がしてくる
この間にちゃちゃっと
シャワーを浴びてしまおうと
慌ててシャワー室に入ると
フツーと様子がだいぶ違う
狭くて暗く、入って右手に
シンクと湯沸かし器があり
昔ながらのタイプで
青い種火?がつきっぱなし
これっていつから点いてたの!?
これからも使うつもりもないのに
ずっとガス代だけ取られていたかも
消したいと思うが
やけに複雑な作りで
昔、実家にあったのと違う
変なところを押して
爆発でもしたら危険
誰かに後で聞いて
消してもらおう
*
その奥がシャワー室で
扉もなく、周りは鉄のような壁
ちょっとした出っ張りに
石鹸などが置いてある
ノズルを持って水を出すと
冷たい水がチョロチョロ出て
お湯のボタンを押さないと
ボタンは出入り口の
左側の壁にあり
いったん出て見るが
いくつもボタンがある
お湯という文字を探して
その横の○を押して違った
何のボタンだろう
大丈夫かな?
隣りの○を押すと
なんとかお湯が出て
ノズルを上のフックに
ひっかけて髪を洗う
自分のシャンプーやらは
まだ持ってきてないため
後ろにあるものを使うが
量が少なかったからか
正面は鏡で
まったく泡立っていないのが分かる
やっぱりいつも自分が
使っているものがいいな
でも仕方ないとガマンする
とにかく今日は
早めに済ませよう
*
シャワー室から出て
出入り口のところにいると
ドアが少し開いていて
友が見える
私を探してバスルームに
来ようとしてやめて
机の上を手でなぞって
声をかけようか迷っている風
気づいてくれればイイなと
ドアを動かすが
気づかないまま諦めて
行ってしまったので
私はドアを閉める
早くみんなに追いつかなきゃ
自分の着ている服を
改めて見ると
白い靴下と
カーキ色のパンツ
私はずっとこんな格好してたんだ
いつからだろう
他のに着替えたいが
持ってきた服も少ないから
それも諦める
今日から住むことになった
引越しといっても
トラックもなく
身の回りの最低限のものだけで
友:あなた、ここね

と言われたスペースに
とりあえず荷物を置く
大きめの部屋を
棚で囲って
2つに区切っているだけ
私:私の棚は?
友:これ

手前の低くて細長い
1mもないくらいの
木製の棚だけで
お皿くらいしか入れられない
他のものはどうしよう
部屋を区切っている棚も
同じもので
こちらを向いているので
私:これは?
中を見ると、もう2人の
皿などが入っている
友:大丈夫だよ、まとめれば
友は気軽に言うが
自分のモノもいろいろあるのにな
まあ、そのうち考えよう
私はこうした数人での
共同生活は初めてだし
苦手だが、馴染めるだろうか?
でも、ゆるい雰囲気が
「やっぱり猫が好き」みたいで
なんとかなるか?
*
その部屋の中の
小さい網焼き道具で
クッキーを焼いた友
私:
クッキー!!
こういうの出来る人って
ほんとスゴイと思う
熱々のをフライパンごと
差し出して、1枚取り
カントリーマーム状態
私:
あつあつ! 美味しい

私も何か作れたらいいけど
何も出来ない

*
急に母?が来て
そこら中のものを
一気に片付けようとするが
まだ来たばかりでムリ
(この時はさっきの場所ではなく
部屋の中心のほう
とにかく少しでも
スペースが出来るよう
ペンはペン、紙は紙など
種類ごとにまとめて
机の上に置くが
バラバラになって
机の上がいっぱいになり
ダメだこりゃ、と諦める
(母はこの場面だけ
*
みんなで楽しく喋っている
ずっと独り者だと思っていた友Aに
カレシがいると知って驚く
AがB(どちらも顔はぼんやり
に話しているのを聞いていると
なにかの占い?を
面白半分でやってみたら
ベターハーフのような
今のカレシに出会えたみたいな話で
盛り上がっている
私はパートナーは要らないが
そんなこともあるのか、
へえーと驚く
これまでAからそんな話を
聞いたことがなかったし
そんなそぶりもなかったことにも驚く
*
その部屋の左のほうにも
まだ広い部屋があるらしく
AとBの友人らの声がしてくる
この間にちゃちゃっと
シャワーを浴びてしまおうと
慌ててシャワー室に入ると
フツーと様子がだいぶ違う
狭くて暗く、入って右手に
シンクと湯沸かし器があり
昔ながらのタイプで
青い種火?がつきっぱなし
これっていつから点いてたの!?
これからも使うつもりもないのに
ずっとガス代だけ取られていたかも
消したいと思うが
やけに複雑な作りで
昔、実家にあったのと違う
変なところを押して
爆発でもしたら危険
誰かに後で聞いて
消してもらおう
*
その奥がシャワー室で
扉もなく、周りは鉄のような壁
ちょっとした出っ張りに
石鹸などが置いてある
ノズルを持って水を出すと
冷たい水がチョロチョロ出て
お湯のボタンを押さないと
ボタンは出入り口の
左側の壁にあり
いったん出て見るが
いくつもボタンがある
お湯という文字を探して
その横の○を押して違った
何のボタンだろう
大丈夫かな?

隣りの○を押すと
なんとかお湯が出て
ノズルを上のフックに
ひっかけて髪を洗う
自分のシャンプーやらは
まだ持ってきてないため
後ろにあるものを使うが
量が少なかったからか
正面は鏡で
まったく泡立っていないのが分かる
やっぱりいつも自分が
使っているものがいいな
でも仕方ないとガマンする
とにかく今日は
早めに済ませよう
*
シャワー室から出て
出入り口のところにいると
ドアが少し開いていて
友が見える
私を探してバスルームに
来ようとしてやめて
机の上を手でなぞって
声をかけようか迷っている風
気づいてくれればイイなと
ドアを動かすが
気づかないまま諦めて
行ってしまったので
私はドアを閉める
早くみんなに追いつかなきゃ
自分の着ている服を
改めて見ると
白い靴下と
カーキ色のパンツ
私はずっとこんな格好してたんだ
いつからだろう
他のに着替えたいが
持ってきた服も少ないから
それも諦める