昔住んでいたアパートの2階
こたつのある部屋
男性の音楽講師とともに歌を作っていて
♪小麦色のマーメイド/松田聖子
のメロディーにのせて
即興で私とMちゃんに
ワンフレーズずつ歌わせて
歌詞を作っている
2行目、3行目あたりまで出来ていて
私は何も考えず歌った歌詞が即採用され
私:これでいいんですか?
講師:
ものすごくいいよ!
ここまできて、その次どうする?
と交代に次はMちゃんに聞く
場所、シチュエーションが
なんとなく見えてきて
次がなかなか浮かばず
止まってしまうMちゃん
私はスラッと出てきた自分のフレーズが
自然だったため
自分でも驚きつつ
これがそのまま歌になるかと思うと
誇らしい気持ちになる
*
急に男性Aが襖を開けて入ってくる
(最初のバイトの時の社員さんで、ものすごく真面目に話す人
この瞬間、音楽講師は消えている
MちゃんとF氏はスっと振り向いて
こたつの上の机で
やるべき宿題を始める
私は壁際の場所から
一番遠い所に座っていたため
顔色ひとつ変えずに
目の前にある甘露飴と
白い紙袋に入った何かと
文房具を持って立ち上がり
自分の場所に戻って
何事もなかったようにそれらを置く
おやつを食べることは許されている
宿題を始めようとするが
自分が机に置いた袋をよく見ると
小麦粉?!
私:
なんでこんな所に小麦粉があるんだろう?
自分で今何気なく持ってきたんだけど
A:コーヒーに入れようと思ったとか
一応冗談にノってくれているが
顔はいつもの真面目なまま
笑い上戸でシャイなF氏は
下を向いて両手を顔でかくして
爆笑している
私もこのものすごいシュールな状況が
面白くて真剣に考える
私:え? コーヒーに小麦粉を入れるんですか?
クッキー焼くみたいな、と言おうとして
私:
イチゴケーキ焼くみたいな
あ、違ったクッキーだ
なんでイチゴなんだろう
話がどんどん変になり
可笑しいと思いつつ
あえて笑いをこらえて
真面目にAと会話する
Aは私たちがついさっきまで
遊んでいたとは思っていない様子だが
少しふざけていても
許容範囲にするくらいの
ユーモアのセンスを自分は持ってるぞ
という雰囲気を出している
こたつのある部屋
男性の音楽講師とともに歌を作っていて
♪小麦色のマーメイド/松田聖子
のメロディーにのせて
即興で私とMちゃんに
ワンフレーズずつ歌わせて
歌詞を作っている
2行目、3行目あたりまで出来ていて
私は何も考えず歌った歌詞が即採用され
私:これでいいんですか?
講師:
ものすごくいいよ!
ここまできて、その次どうする?
と交代に次はMちゃんに聞く
場所、シチュエーションが
なんとなく見えてきて
次がなかなか浮かばず
止まってしまうMちゃん
私はスラッと出てきた自分のフレーズが
自然だったため
自分でも驚きつつ
これがそのまま歌になるかと思うと
誇らしい気持ちになる
*
急に男性Aが襖を開けて入ってくる
(最初のバイトの時の社員さんで、ものすごく真面目に話す人
この瞬間、音楽講師は消えている
MちゃんとF氏はスっと振り向いて
こたつの上の机で
やるべき宿題を始める
私は壁際の場所から
一番遠い所に座っていたため
顔色ひとつ変えずに
目の前にある甘露飴と
白い紙袋に入った何かと
文房具を持って立ち上がり
自分の場所に戻って
何事もなかったようにそれらを置く
おやつを食べることは許されている
宿題を始めようとするが
自分が机に置いた袋をよく見ると
小麦粉?!
私:
なんでこんな所に小麦粉があるんだろう?

自分で今何気なく持ってきたんだけど
A:コーヒーに入れようと思ったとか
一応冗談にノってくれているが
顔はいつもの真面目なまま
笑い上戸でシャイなF氏は
下を向いて両手を顔でかくして
爆笑している
私もこのものすごいシュールな状況が
面白くて真剣に考える
私:え? コーヒーに小麦粉を入れるんですか?
クッキー焼くみたいな、と言おうとして
私:
イチゴケーキ焼くみたいな

あ、違ったクッキーだ
なんでイチゴなんだろう
話がどんどん変になり
可笑しいと思いつつ
あえて笑いをこらえて
真面目にAと会話する
Aは私たちがついさっきまで
遊んでいたとは思っていない様子だが
少しふざけていても
許容範囲にするくらいの
ユーモアのセンスを自分は持ってるぞ
という雰囲気を出している