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いのちの大切さが伝わる授業

2008年07月06日 | いのちの大切さ

 学生(2年女)がまた次のような授業への感想・評価・証言を書いてくれました。


 ……私はこの授業をうけるまで自分が他人と親せき(つながっている)と考えたことがなかった。

 この授業を通して、自分は今までの歴史が集積したものであり、進化の一部であることを知ったし、家族以外の人ともつながり、親せきで、かけがえがないということも知った。

 中学校の頃も薬物についての授業などで「自分は大切な存在なのだから……」と度々聞いていたが、単なるきれい言だと思っていた。

 今なんとなく、その意味が自分のものとなりつつある。

 最近、自分の行動によって次になにが起こるかを考えるようになった。

 授業をうけて自分の行動がかわるなんて授業は今までなかった。


 児童・生徒・学生が関係した悲惨な事件が起こるたびに、学校関係者の口から「これまでも教えてきたのですが……いっそういのちの大切さを教えていきたいと思います」といった言葉が聞かれます。

 そのたびに私は、「いのちは大切だ」といいさえすれば子どもがいのちの大切さへを納得するのならば、こんなに問題は起こらないはずなのに、と残念でなりません。

 「度々聞いていたが、単なるきれい言だと思っていた」、「授業をうけて自分の行動がかわるなんて授業は今までなかった」と学生が証言しているとおりです。

 私の10年以上のアンケートや聞き取り調査からすると、この学生の証言は特殊例ではなく、きわめて一般的なものだと思われます。

 あえていわせていただきますが、従来の〔絶対の根拠不明の〕ヒューマニズム的な教育法では、十分な質と量の納得は起こっていないのではないでしょうか(「そんなことはない。こんなに効果が上がっている」という反論があれば、ぜひお聞かせ下さい)。

 どういう思想と方法ならば、聞いている子どもの心に「いのちは大切だ」ということが「自分のものになる」という体験が起こるのか、教育関係者の方や親御さんに、ぜひ根本的な再検討をしていただきたいと切望しています。

 でなければ、ほぼまちがいなく同質の問題がこれからも繰り返し起こると予測されるからです。

 そして、コスモス・セラピー=コスモロジー教育は、唯一・最高かどうかはともかく、検討していただくに値する実績のある、一つの有力な候補であると思っています。
 


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