~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

18/5/7(月)かこさとしさんから学んだ子育てへの思い

2018年05月07日 | 子ども・子育て
化学者であり、
たくさんの絵本の作家でもいらっしゃる、
かこさとしさんが亡くなられました。

どの絵本も、
子どもたちへのあたたかいまなざし、
そのチカラを信じ、
おとなの果たすべき役割を伝え続けてくれる内容の絵本でした。


私自身の子育てを振り返っても、
6人の子どもたちが、
それぞれにわがままばかり言って、
イライラが募る毎日の中、
「だるまちゃんとてんぐちゃん」の絵本は、
バイブルのような存在でした。

てんぐちゃんの持っている帽子、
うちわ、履き物、長い鼻、
だるまちゃんは、つぎつぎに欲しがります。
そのたびに
お父さんのだるまどんは、
よく似たものを並べるのですが、
だるまちゃんは、どれも気に入らず、
自分で考え、工夫して、
似たものを作ります。
だるまどんは、
だるまちゃんにどこまでも寄り添い、
てんぐちゃんは、
だるまちゃんが作ったものを
「ずいぶんすてきなのを作ったね」と誉めてくれるのです。

おとなは
子どもたちの「ほしい」「やってみたい」に寄り添う、
でもただ与えるのではなく、
「選び」「考え」「工夫する」機会を与える役割があるということを学び、
だるまどんやてんぐちゃんのような人でありたいと願いながら、
今の私がいます。

子育て支援が
辛さや孤独を感じさせない「サービス」になりつつある現実の中、
子育てはいつも
「選び」「考え」「工夫する」学びの連続であり、
心の豊かさを「伝えあう」文化であること、
そして寄り添う支援者は
その機会を提供する役割を持つことを
胸に刻み直す今日です。