3月27日(金)のブログで紹介させていただいた、
「ともに生きる たんぽぽの会」の初イベントの学習会でした。お話をしていただいたのは、
泉大津市で、
精神障がいの男性7人のグループホームを運営されている方でした。
40年以上も前に、阪南市(当時は阪南町)で保健所に勤務されていて、
障がいを持つ乳幼児たちのためのおやこ教室をされ、
その保護者とともに、「さつき・まつのき園」の創設に関わられた方と伺いました。
現在も研究所に勤務しながら、
グループホームの運営にも関わっていらっしゃるのは、
「専門家は、いつも当事者と触れ合っていることが必要」と思っているから、
と話されたことが心に響きました。
私が、子どもたちのいる場所にいて、
今、子どもたちがどんなことを考え、
何をしようとしているのかを知りたいと思うことは、
子どもたちの環境を考えるおとなとして必要なことなのだ、
と確信できました。
今、重度の障がいを抱える方の尊厳死が話題になっていますが、
障がいを持っていても、
「ともに生きている」と思える環境、
「家族や支援者に迷惑をかけている」と感じない関わり方など、
社会が確立していかなければならないのだと思います。
大切なのは、
●年齢相応の暮らし方
であり、
●自宅以外に帰る場所のある生活
というお話に、
そんな暮らしができる町でありたいと強く思いました。