~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

24/9/22(日)近畿大阪高校「潮騒祭」に行きました。

2024年09月22日 | 教育
通信制高校の「近畿大阪高校」が阪南市に開校すると知った時は、
本当にうれしかったです。

これだけ不登校の子どもたちが増えている時代に、
その新たな学びや学び直しができる場所が、まちにあることは、
子どもたちが自分らしく学んだり、生きたりすることの保障であり、
すばらしいことだと思っています。

今日は、その近畿大阪高校の「潮騒祭」でした。







生徒さんが点ててくれたお茶席


市長、教育長、前教育長も、お茶を楽しまれていました。

スーパーボールすくいとヨーヨー釣りでは、凄腕青年の技に感動。


体育館では、貝掛中学校吹奏楽部の演奏


そのあと、音楽を担当されている先生がクラリネットの独奏をされたのですが、
生徒たちのことに触れ、
「授業を通して、子どもたちが自信を持てるような関わりを持ちたい」とおっしゃり、
「子どもが自信を持つと、奇跡が起こるんです。」とおっしゃったことが、
胸を打ちました。

教室では、ドローンも体験して、楽しかったです。




市内で活動する方々や地域の方の顔も見え、
地域に根ざした学校として着実に運営されていることを実感しました。

若い世代の生徒さんたちが、
さまざまな場面で動いていて、こちらまで元気になれました。
お揃いのTシャツも素敵でした。


楽しい時間を過ごしました。

24/8/21(水)「学校給食センター改修事業」視察

2024年08月21日 | 教育
厚生文教常任委員会からの発信で、
市議会議員全員参加で、
現在改修工事中の「学校給食センター」の視察に行かせていただきました。


改修というか、
ほぼ外枠だけを残して、中身はなにもないという状況でしたが、
暑さの中、外の整備や屋根の作業など、
現場で連日作業されている方々の姿に接することができ、
またみなさんにお伝えしなくてはと思いました。
中は、暗くて見にくいですが、
作業されている方がいました


屋根まで、がんばって登りました。


2階の会議室になる予定の場所から下をのぞきました。

……という感じでした。
年明けに、ここから、小中学校に給食が配食されるのだなあと思うと、
じわりと、うれしさがこみあげてきました。

中学校給食がデリバリー形式でスタートしたときからの願いが、
やっと叶います。

外に、こんなメッセージが掲げられていました。
これ、我が家にほしいです。




24/8/6(火)79年前に思いをはせて〜平和登校日に思う〜

2024年08月06日 | 教育
今日は、「広島平和祈念日」。
60年以上前、私が小さかったころも、
30数年前、子どもたちが小中学校に通っていたころも、
8月6日は夏休みの登校日でした。

子どもたちは、「平和登校日」と呼んで、
その日は、戦争に関わる映画を見たり、
戦争や原爆を体験した方のお話を聞いたり、
戦時中の生活を疑似体験したりしてきました。

私自身は、戦後10年経った1956年生まれで、実際の戦争体験はありませんが、
田舎だったので、
片腕だったり、片足だったり、片目がなかったりして「傷痍軍人」と言われる方がいたり、
日々国民服のような服のままの方がいたり、
仕事がなく、貧しくて毎日の生活が苦しい方など、
まだまだ、「戦後」を引きずっている生活を覚えています。

そんなわけで、
小学校の平和登校日に、
戦時中の生活体験として、小麦粉を練って作る「すいとん」を作ったり、
戦争や平和に関する絵本の読み聞かせなどの活動をしてきました。

その「平和登校日」がない(夏休みの登校日がなかったり、別の日だったり)学校が増えていることが気になっています。

教育委員会からは、
「8月6日でなくても、平和について考えたり学んだりする授業は行っている」
と説明されましたが、
●8月6日、朝からギラギラ太陽が照りつけるその日に、広島に起きたこと
●そこに至る経緯
●一瞬で家族を失い、79年たった今も原爆の後遺症に苦しむ人がいること
を、全校で学び、語り継ぐことは、
被爆国日本ができる非核非戦への大切な教育だと思います。

修学旅行で広島を選ばない学校も少なくなっていると聞いています。

戦争を体験しない世代がほとんどになった今だからこそ、
「できること」は継続していってほしいと心から願います。

市立図書館では、
今年も戦争や平和を考える本の紹介をしてくれていました。


「市民ができること」も考えていきたいです。

24/6/28(金)「定例教育委員会」傍聴しました。

2024年06月28日 | 教育
毎月1回の「定例教育委員会」を傍聴しました。




たくさんの議決議案がありましたが、
「〇〇審議会委員」「〇〇協議会委員」などの委嘱にかかる議案でした。
あらためていくつかの委員会の名簿を見て、
長い期間委員を続けられている例が多いと感じました。

6月議会の場でも提案しましたが、
1人の方が同じ役をあまり長い期間やっていると、
なかなか新しい意見が生まれず、
傍聴していても、
会がマンネリ化することが多いと感じるので、
再選は3期までとか最長5年とか期限を設け、
新しい委員の選出を検討していってはどうかと思います。

各種団体の代表の枠でも、代表に限らない委員選出などで、
人材育成を行うことも大切だと思います。

「定例教育委員会」では、
「その他」で委員の方の自由発言があり、
そこで話されることが、結構有益な話題提供で楽しみな部分でもあります。

今回も、
1つは「若年層のオーバードール」について、
●普通に買える市販薬(風邪薬や痛み止めなど)でのオーバードール
●違法ではなく、値段も安い
●処方箋がいらない
などから、広がりつつあるそうです。
学校や家庭への啓発を考えていかないと、と思います。

あとは、
市町村教育委員会研究協議会(正確ではないかも)に参加された委員からの報告。
「働き方改革」「不登校」の分科会に参加されたそうで、
他市町村の事例を紹介してくれました。
「働き方改革」では、
●成績表は年に2回
●ラーケーションの取り組み
など、どんなものか、阪南市でも考えられるのか、
興味があります。
「不登校」では、
●親の受皿
というワード、本当に大切だと感じました。

いろいろ学び、考えてみたいです。

24/6/8(土)孫の「国語」の教科書を見ての感想&総会の振り返り

2024年06月08日 | 教育
昨日の夜は娘のところに泊まり、
午前中は小2の孫とまったり過ごしていたのですが、
テーブルに出ていた国語の教科書を開いて、ちょっとびっくり。
「国語」のイメージ、ずいぶん変わりました。

↓これが表紙


まず、自分がこの1年で「何をまなぶか」の説明。

絵の中のさまざまな場面を表現。
「どこに注目するか」「どう想像したか」
子どもの興味・関心、わくわくします。

自分で考え、具現化して、クラスメートの質問を受ける

取材やインタビューで理解を深める


カタカナのことばを使って文を作る



漢字を使って、文を作る



こんな教育を受けて育った子は、
自分の意見を言える人になっていくのかも、
と思いながら、
これを授業でやるのか❓という疑問もあり、
こんな内容の教育がいつごろから始まり、
それ以前とどんな力がどう変わってきたのか、知りたいと思いました。

午後からは、
チャイルドライン支援センター総会でした。



全国に69あるチャイルドラインの団体の代表と個人会員の方、合わせて100人中66人が出席し、
議案を審議しました。

理事会と、日々電話を受けている団体との立ち位置の違いから、
毎年、意見が分かれるのですが、
限られた時間の中でなかなか議論が深められず、多数決で決まるため、
いつもすっきりしない終わり方になります。

もう少し意見を出し合える工夫がいると思うのですが、
それは、この会議にかぎらず、
さまざまな会議にいえるなあと思います。
「人のふり見て、わがふり直せ」のことわざは、いつでも振り返りに大切なポイントです。

地域で、団体で、活かしていきたいと思いました。



24/3/22(金)「令和6年第3回定例教育委員会」傍聴

2024年03月22日 | 教育
定例教育委員会を傍聴しました。
教育委員会に限らず、
傍聴しないと入ってこない情報が多々あるので、
できるだけ傍聴したいと思いますが、
会議の日程がわからないものもあり、
苦労します。
さまざまな審議会や委員会、市民委員がいる会議など、
月間予定表がほしいといつも思います。


どの会議でも、なかなか目にしない資料がいただけるのはいつも新鮮で、勉強になります。
今日も
●阪南市学校園教育基本方針(案)
●阪南市子ども読書活動推進計画
など、たぶん厚生文教常任委員会では報告があるのでしょうが、
プリントしていただけるので、ありがたいです。
●阪南市立学校のあり方検討委員会
●阪南市立公民館運営審議会
なども、傍聴に行けてないので、会議録がありがたかったです。

ゆっくり読んでみたいです。
「その他」では、
●乳児からスマホ(動画)漬けの子育てについて、現状認識と解決策が必要では❓
●近畿大阪高校の生徒数や現状について
などの意見や質問がありましたが、
委員の方のちょっとした発言がとてもいいなあと感じます。

また来月、傍聴したいです。

24/2/6(火)教育長と子育て世代の懇談会

2024年02月06日 | 教育
昨年から、
子育て世代のお父さん、お母さんたちが、市長や教育長との懇談を申し入れて実現する機会が不定期にあり、
今日は、教育長との懇談会でした。

政党色や地域色も年齢の偏りもなく、
「誰に、どこに聞いたらいいかわからない『教育や学校、規則』などへの疑問や不安」を口にでき、
教育長も「できる、できない」ではなく、
個人としての見解を話されたり、
国の施策の話をされたり、
持ち帰って教育委員会内で共有すると言ってくださったり、
という、今子育て真っ最中のみなさんと現状を共有する時間になっていて、
その場に同席させていただいた私にも、
大切な時間になっています。

「うちの子はこう言っています」
「うちの子が通っている学校では、クラスではこうです」
という声には、
他の方から共感の声もあれば、違う状況の声があったり、
誰かの声だけが一方的に語られることがないのも、
参加したみなさんが考える機会にもなっていると感じます。

今回出た声では、
●指定管理者が変わることに対し、当事者の声をまず聴いてほしかった(たんぽぽ園に通われている方から)
●さまざまな発達の相談の場では、言われた窓口に行っても納得いく話が聴けないこともある。勇気を出して相談している。すぐでなくていいので、窓口の方は、よくわかる方に聞くなどして対応してほしい。
●小学校では、大休憩や昼休みは、雨の日だけトランプなどができるが、晴れの日は外に出るように言われ、運動の苦手な子にはつらい。運動が苦手でなくても、休憩時間は好きにあそばせてほしい。
●休憩時間で言えば、「5分前行動(着席)」は必要なのか?
●授業でも、タイマーを使って「10分で」「5分で」という行動をさせられているのが気になった。
●「教育支援センター」は、来年も同じ感じですか?変わってほしい。
●教室に入れない子どもが別室登校しているが、担当の先生がいない様子。先生が来てくれても、忙しいようすで落ち着かず、今は行っていない。
●教室に入れない子は、授業もテストも受けられないと聞いた。出席日数のためだけの登校?
●学校の中の掲示物に、子どもたちを励ます目的だと思うが「がんばろう」とか「○○チャレンジ」とかを見かけるが、つらい子もいるかもしれない。
●1週間の生活時間のアンケートのようなものを書かされるのが苦痛。

などがありました。
すぐに解決できることではないと思いますが、
気になることを伝える場があることは、大事なことだと思います。

23/11/25(土)「CNAC第18回全国フォーラムIn 阪南」に参加しました❗

2023年11月25日 | 教育
●地域食堂いこっとや「500円カフェ」
●「子どもの声を聴くおとな養成講座」
と、同じ時間に重なっている事業への参加を途中退出したり、諦めたりして、私が参加したのは、
「CNAC第18回全国フォーラムIn阪南」。




水野市長が、阪南の海洋教育を誇らしげに挨拶されていましたが、
下荘小学校、舞小学校の子どもたちの海の学習の発表はとてもすばらしく、
聞いている私たちも、誇らしい気持ちになりました。






続いて、全小学校での海洋教育に関わっておられる岩井さんから、
「阪南のうみでの体験活動」の報告。









たくさんの学びを提供していただきました。

教育委員会からも、




熱い報告がありました。
さらに、
鳥羽の漁業組合さんからは、



たくさんの課題を抱えながらも、
昔ながら続く子どもたちの育ちへの取り組みは、地域のつながりづくりに役立っていることを実感します。

さらにさらにすばらしいなあと思ったのは、
兵庫漁業組合さんの報告。





漁業を次世代につなぐ取り組みは、
地域の活性化にもつながっていくと感じました。

文章では伝えられないくらい内容の濃いフォーラムで、
阪南市民でいることが誇らしく感じる時間でした。

こんなすばらしいフォーラム、もう少し市民の参加がほしかったなあと思います。

23/11/16(木)東大阪大学こども学部の授業で「なんでやねん!すごろく」

2023年11月16日 | 教育
「なんでやねん!すごろく」は、
あそびの中で子どもたちが持つ権利に気づき、学び、理解していくために、
子どもの権利条約 関西ネットワークさんが、
子どもたちといっしょに作られたものです。

子どもの権利条約 関西ネットワーク

子どもの権利条約 関西ネットワークは1994年に日本が批准した「子どもの権利条約」を幅広く推し進め、子どもたちとともに、誰もが生きやすい社会をめざして活動しています。...

network

私が所属しているNPO法人子どもNPOはらっぱでは、
この「なんでやねん!すごろく」を使っての子どもの権利の啓発を事業に取り入れていて、
今年は阪南市内の小学校の授業でも出前授業をさせていただいています。

そんなつながりから、
今日は、東大阪大学にお呼びいただき、
こども学部こども学科の学生さんへのワークショップをさせていただきました。


2クラスに1コマ90分ずつのワークショップでしたが、
今まで60分までのワークショップしかしたことがなかったので、
担当の先生にずいぶん助けていただきながらの授業でした。

2回生の学生さんたちでしたが、
子どものころから「権利」について学んできたわけではなかった世代で、
「なんでやねん!カード」の中の子どもたちの「なんでやねん!」への反応はさまざまでした。
なので、逆に新しい学びにつながったかなと、先生には言っていただきました。

1コマめと2コマめの間はちょうど昼食タイムだったので、
学食でいただきました。
遠くに生駒の山並みが見え、
なかなかいい感じのキャンパスでした。


併設されている高校の生徒が、クリスマスのイルミネーションづくりをしていました。



学食では、
1コマめで会った学生たちもいて、
アットファミリーな雰囲気でした。


私といっしょに行ったスタッフは、
週替り定食のバターチキンカレーをいただきました。


チキンもたっぷりでおいしかったです。

以前、「子育て支援」というテーマで大阪千代田短期大学で、
「NPOの活動」というテーマで千里金蘭大学でお話させていただいたことがありましたが、
今どき学生とリアルな対面授業、
とてもいい体験でした。

機会があれば、
また「なんでやねん!すごろく」のワークショップを届けたいと思いました。


23/9/19(火)「学校アートプログラム」視察させていただきました。

2023年09月19日 | 教育
「関西・大阪二十一世紀協会」さんが主催される「学校アートプログラム」の実践校の朝日小学校に、
視察に行かせていただきました。


写真はNGだったので、説明だけします。
3週に渡って
●インドネシアの昔話に少しオリジナルな内容を加え
●曲を作り
●歌詞を考える
ワークショップをしての、
●ペープサートの発表会
でしたが、
正確には紙を使ったペープサートではなく、
牛の皮が素材の影絵を、
今日は影絵ではなく、ペープサートとして使っての発表会でした。

1組2組別々に取り組んできたことを、
今日はお互いに観あって、感じたことの意見交換する、
という授業でした。

歌の感じも、
シカのカンチルがワニから逃げる口実も、
歌詞も題名も違う発表を観て、
お互いの発表への感想を言うのが、
とても新鮮に感じました。

そして、
ふた組とも、発表が終わったときの顔が、
笑顔で、とても素敵で、
やりきったときの充実感を感じました。

今回の視察には、
議員14名中11名が参加しました。
子どもたちの学びに関心のある方がたくさんおられることがうれしかったです。

また、こんな機会があれば、視察させていただきたいです。

それにしても、
体育館は暑いです。
今日は風がよく入ってはいましたが、
それでも子どもたちも観ている私たちも汗だくでした。
体育館にエアコン、必要だと思います。

23/5/26(金)「子育てと自分育てを楽しむ講座2023」連続講座の1回目からの定例教育委員会

2023年05月26日 | 教育
もう25年以上続いている「子育てと自分育てを楽しむ講座」の
今年度1回目の講座でした。


今年度のテーマは、
「子育ち・子育て ホントに大切なこと」。
子育ちに大切な「たくさんの選択肢」、
それができるためには、「おとなが視野を広げること」
ということを確認していける講座と講師を、子育てネットワークで企画しました。

今日はその1回目。
辻由起子さんは、たくさんの若者や子育て中の方との交流があり、
話されることすべてに共感でき、納得でき、
前向きに生きていくことを応援してもらえているように感じられるところがすごいなあと思います。

体調がかなり厳しい中、
大阪を縦断しておいでいただいたことに感謝し、
私たちの周りの子どもたちが幸せであるように願い、行動していかないとなあという責任を感じます。

午後の交流会は途中退席して、
市役所3階で開催の「阪南市総合教育会議」を傍聴しにいったら、

私の手帳には13:30〜と書いてあった開始時間が違っていて入室できず。
残念でしたが、資料だけはいただき、
15:00〜の定例教育委員会は傍聴しました。


資料が多く、説明を聞くのもなかなかたいへんでしたが、
いつも報告と承認ばかりで、
せっかく市民委員の方が提案や意見を言っても、
議論のない委員会だなあと感じます。

子どもたちの抱える課題は、
いったいどこで話し合われているのでしょう。

23/5/11(木)「阪南市立学校のあり方検討委員会」を傍聴しました。

2023年05月11日 | 教育
10時から、2年目になる「阪南市立学校あり方検討委員会」を傍聴しました。
議員なのに傍聴?と思われるかもしれませんが、
議員は、聞けばいろいろ答えてもらえますが、
聞かないことは報告さえないことが多々あります。

あと、会議録や議事録、事業報告ではなかなかリアルなやり取りやニュアンスがつかめないので、
関心ある会議や審議会などは、
日程が合えば行くようにしています。



昨年度は、
さまざまな学校のあり方(小中一貫校や特例校、インクルーシブ教育、学校選択制など)について、
メリット、デメリットなどが話し合われ、
中間報告もまとめられていました。

変わって今年度は、
児童数や各小学校ごとの教室数、
隣接する学校と統合した場合の教室の充足数といった、
リアルな整理統合をイメージさせる資料ばかりで、
昨年度話し合った「学校のあり方」とは天と地のような内容の違いに、
びっくりしましたが、
委員のみなさんからも同じような発言がありました。

そんな中、
「もともと財政の観点からの『あり方検討』だったと思いますが」という発言(そのままの言葉ではないかもしれませんが)があり、
後ろから頭を殴られたくらいショックを受けました。

え?
子どもに関わるさまざまな課題を解決するための、これまでの学校のイメージを一新するかもしれない「あり方検討」ではなかったのですか?
と、手を上げて質問したかったです。

そのために、
昨年度、さまざまな学校のあり方についての意見交換をしたのでは?

ただ、その委員さんは、
●スタートは「財政」だとしても、だからといって「一律に」「数字合わせのような」統合である必要はない
と続けられたので、すこしホッとしました。

阪南市で1番新しい校舎を持つ学校の先生からは、
●老朽化した校舎でも使えるかもしれないが、新しい校舎は、子どもたちに「意欲」を与えてくれ、プラスになる。
●「学校そのものの魅力」は、移住定住につながりうる。
●市はどこまでホンキで「魅力ある学校(にする)」のためにやるのか。
という発言があり、その通りだと思いました。

行政職員の委員以外の各委員さんの発言は、それぞれもっともでしたが、
今日の意見を今後に本当に活かしてくれるのか、
不安な今日の委員会でした。

今日は、傍聴して、
これまでの自分の「阪南市の教育が変わるかもしれない」という希望は、甘かったなあと実感しました。
とりあえず厳しい現状が見えてよかったです。
よかったのかな?


23/1/18(水)舞小学校で「昔あそび」、下荘小学校で「教育講演会」参加

2023年01月18日 | 教育
朝から、舞小学校で、
校区福祉委員の方とご一緒に「昔あそび」体験の授業に参加させていただきました。
羽子板、コマ回し、おはじき、お手玉、竹とんぼ、的あて、けん玉の7つのあそびのコーナーがあり、
私は「けん玉」コーナーを担当しました。


2時間使っての授業でしたが、
7つのコーナーは回りきれず、
ちょっと残念そうな子どもたちでした。

終わったあと、自分たちで育てた朝顔の種を、プレゼントしてくれました。
何年ぶりかの朝顔、植えてみたいです。


午後からは、
貝中校区の「街角ふれあい協議会」と下荘小学校の共催の教育講演会で、
「ネット・SNSとうまくつきあうには」と題して、
和歌山大学の豊田充崇先生のお話を聞きました。

最初は、
5、6年生の子どもたちへのお話でしたが、
動画や実際のラインのやりとりを題材にしたお話だったので、
とてもわかりやすく、問題を身近に感じてもらえたかなと思います。
豊田先生で検索すると、20年前の写真もまだ掲載されていて、
「SNSは、気をつけないと未来にも影響する」とおっしゃっていました。

いくつか情報モラルに関するサイトも教えていただいたので、
紹介します。
●「明日から情報モラル」
●「情報社会の歩き方」
●「情報モラル学習サイト」
それぞれ、学校で繰り返し使える学習教材も見たり、やってみたりできます。
紹介のあと、
実はもう「情報モラル」ということば自体が死語になりつつあり、
経済産業省では「デジタル シティズン シップ」という表現になっているそうです。

時代とともに変わる社会にどう対応していけるのか、
おとなはどこまでも戸惑い続けることになりそうです。

最後には、
いまできることのまとめとして、
こんな「誓約書」を子どもたちといっしょに作りました。


先生方には、
朝学習の時間にできるクイズなども提案いただき、
今日この時間だけでなく、
繰り返し学ぶことの大切さを伝えていただきました。

全小中学校で受けてほしいと思う講座でした。

22/12/6(火)「生徒指導提要(改訂版)」

2022年12月06日 | 教育

文部科学省から「生徒指導提要(改訂版)」が公表されたことを、

平野裕二さんのFacebookで知りました。

「生徒指導提要(改訂版)」は、
●小学校段階から、高等学校段階までの生徒指導の理論・考え方や実際の指導方法について、時代の変化に即して網羅的にまとめ、生徒指導の実践に際し教職員間や学校間で共通理解を図り、組織的・体系的な取組を進めることができるよう、生徒指導に関する学校・教職員向けの基本書として作成したもの、
で、
12年ぶりの改訂になるそうです。

ブラック校則、不登校、いじめなど、
「子どもの権利」を奪う現実には、
学校に関わることが多くあります。

この「生徒指導提要(改訂版)」に関する平野さんのFacebookの文面は、
以下のとおりです。
「生徒指導提要(改訂版)」が公表されました(12月6日)。

 文言が若干修正された箇所があるものの、大筋では8月26日時点における改正案から変わっていないようです。子どもの権利に関わる主なポイントはnoteに投稿した〈文部科学省「生徒指導提要」改訂試案――改善点と課題 ※2に追記あり〉↓参照。

改訂版が掲載されているページの紹介文でも、藤原章夫・初等中等教育局長によるまえがきでも「生徒指導上の課題」の深刻化に言及されていますが、これは同時に「教育現場での子どもの権利保障に関わる課題」であることをしっかりと踏まえて対応を進めてもらいたいと思います。
.
 また、ウェールズ(英国)では子どもの権利条約と障害者権利条約を学校現場で統合的に推進していくというアプローチがとられていますが、このような視点も重要でしょう*。改訂版でも、「発達障害に関する理解と対応」との関連で障害者差別解消法と障害者権利条約に言及されていますが(pp.268-9)、障害者権利条約およびその基本的理念であるインクルージョンの原則をいっそうしっかりと位置づけていくことが必要です。

* note〈子どもの権利アプローチを学校でどう推進していくか:ウェールズ子どもコミッショナーの指針〉↓参照。



これを受けて、
阪南市の学校は変わるのだろうか?

子どもたちの「今」が、
安心して生きられる状況なのか?
何が課題?
私にできることは?
実現はむずかしいけれど、声を発信していかなければならないことは何?

変わる社会の現状を体感しながら、
子どもたちの声を聴き、
研究されている方の意見から刺激を受け、
自分のやるべきことに向けて、
日々過ごしていきたいと思います。

22/11/12(土)「#不登校は不幸じゃない」発起人、小幡和輝さんの講演会

2022年11月12日 | 教育
今日は、たくさんのイベントが重なっている中、
泉佐野の「エブノ泉の森ホール」で開催された、
小幡和輝さんの講演会に行きました。




●今、小中学校の不登校は、小中学生全体の2.4%にのぼり、決して「特別な子たち」ではない。数にカウントされない「学校に行きにくい子」は、3倍はいると言われる。

●国では「不登校特例校」を作ろうとしているが、全国に60や70の特例校があっても、何も変わらない(インフラにならない)。それよりは、民間のフリースクールなどにお金をかけてほしい。

●学校に行っている子にはたくさんの教育予算が使われているのに、行っていない子には比較にならない金額しか使われていない。

●小幡さんはゲーマー(今は講演会などが多い)。今、人気ゲームの「フォートナイト」のユーザーは、全世界で3億5000万人。日本では40万人。現実を知ってほしい。 

◎子どもは、好きなゲームでどんなにがんばっても、親世代が認めない価値観のものでは認められない。傷つく子どもたち。親と気持ちが乖離していく。

●もともと「学校」は、セーフティネットであるはず。なのに、今は?

●教育機会確保法が生かされていない現実。学校に行きにくい子どもや不登校の子は、学ぼうとするとお金もかかるし、住んでいるところによっては、通う場所もない。

●子どもが元気があるうち(元気がなくなってしまう前)に、選択肢があることで、メンタルを救える。
→そこを、サポートすることが必要。

だいぶ端折っていますが、
こんな内容のお話でした。

◎の「親世代が認めないところでがんばっている子どもが認められない」というところは、
親としての反省もあり、
ズキズキ胸が痛みました。

いっしょに参加していた子が、
「フォートナイト」がどんなに楽しいかを、
目を輝かせて話してくれたとき、
ゲームをしながら、
たくさん工夫し、考え、学び続けている眼の前の子どもに、
「すごいなあ、それはたのしいなあ」と心から素直に答えることができました。

子どもに関わるおとなに、
伝えていきたいと思います。

堺市の方の質問で、
「『適応指導教室』という名称がつらい。」ということばがありました。
阪南市でも、つい1年前まで、教育委員会が設置している不登校の子たちの学びやあそびの場所は「適応指導教室」と言っていました。
議員になってから、
何度か委員会でも一般質問でも意見を言い続け、
今年4月からは「教育支援センター シンパティア」と名称も場所も変わりました。
少しは役に立てたかなと感じます。
自分のまちだけでなく、
日本中から「適応指導」などということばがなくなることを願います。