12月定例会、議案への賛否が決めきれないまま、
議会に向かいました。
議長と議会事務局に、
「事前の通告はできなかったが、発言したくなったら、発言させてほしい」とお願いしました。
「絶対ダメではないが、きちんと事前の通告をするのがルール」と注意を受けましたが、
今も決めきれていないことをお伝えしておきました。
議案のほとんどは、
委員会に付託されていて、
ほぼ異議なく進みましたが、
問題の議案第81号については、
「反対」が出され、
「討論」となりました。
「反対」意見としては、
「なぜこんなことになったのか、十分な説明がされていない」こと、
「市民の税金であるから、きちんと徴収すべきである」ことが、
維新のお二人から主張されました。
「賛成」意見としては、
8回に渡る話し合いがなされた結果、
「調停」に持ち込まれ、
「双方の言い分から出された金額である」こと
「相手は市民団体であり、資力も十分ではない中、委託料として受けた額を正当に使っていたし、課税分は納税もしていた」ことがあげられました。
ただ、「そもそもの課税非課税に対する認識、長きに渡っての看過、団体に対する対応については、市の猛省を求める」という意見も加えられました。
賛成か反対か、このときまで本当に悩んでいた私は、
最終、
やはり「納得はいかないが、だからと言って『反対』しても、禍根が残るだけで誰も幸せにはならない」というところで、「賛成」しようと決めました。
そして、悩みに悩んだ「賛成」であることを伝えたいと思い、
発言させていただきました。
●さっきまで「反対」しようと思っていたこと
●「誰の幸せにもならない『反対』はすべきでない」と思ったこと
●ただし、市の対応には納得していないこと
●そもそも、協働のパートナーである市民団体とのトラブルは、「聴く力」と「折り合いをつける力」が不足している
●「調停」以前に、「どう折り合うか」市民の声をしっかり聴きながらすすめてほしい
と発言しました。
悩んでいたことを言葉にできて、
本当にスッキリしました。
続く議案は、
「人事院勧告」に基づく、市職員給与の引き上げについてでした。
人事院勧告があったとしても、
●現在の財政状況
●施設使用料の値上げを承認し、市の不手際による調停、と続いたあとの「職員給与の引き上げ」は、市民として承認できない
と思い、反対しましたが、
賛成多数で可決され、残念です。
とりあえず、
この10日間悩まされた案件は落着しましたが、
この結果をどう引き受けていくかという、
新しい課題ができました。
いつも、終わらない課題です。