六甲アイランドにある神戸ファッション美術館で開催の、
結果を先に言えば、
たくさんの書き直しの末に、
さらに、未完の作品がたくさん残されていたこと。
子どもに関わる一おとなとして共感し、胸に刻みたいメッセージです。
たくさんある中、
「気がのらない日もつくる」
「かがくいひろしの世界展」に行きました。
展示会の情報を知ったのは5月の連休くらいで、
「だるまさん」シリーズで0歳からじいじ・ばあばまでを虜にした絵本作家さんの世界を体感したいと、ずっと思っていました。
行ける日が今日しかなかったのに、
台風で、昨日まで諦めかけていたのですが、
昨夜から「行けそう」と思い、
美術館が閉館していないことを確認して、出かけてきました。
結果を先に言えば、
本当に行ってよかった❗️でした。
50歳での絵本作家デビュー、
54歳で亡くなるまで4年間だけの絵本作家人生、
亡くなってなお、生き続け、愛され続ける絵本、
そしてその絵本に込められた、子どもたちへのたくさんのメッセージは、
亡くなった今、この展示会を通して、
またたくさんの人に届けられたと感じました。
ふだんの生活の中で、
気づき、思いつくたびに記されたアイデアノートは、
現存するだけで81冊にものぼるとのこと。
たくさんの書き直しの末に、
余分なことばが削ぎ落とされて、
絵本が完成されたことが伝わる展示もたくさんありました。
さらに、未完の作品がたくさん残されていたこと。
まだまだ子どもたちにゆたかな気持ちを伝えてくれる作品が生まれたはずなのに、
その作品には展示会の中でしか出会えない、ということが、悲しく、
逆にその作品と出会えた喜びにもなりました。
「わたしのしあわせ」という、
かがくいひろしさんのメッセージ。
子どもに関わる一おとなとして共感し、胸に刻みたいメッセージです。
また、どこかで開催されたら、
ぜひぜひ再会したいです。
となりの美術館で開催されていた、
「はしもとみお展」も、
空間も含め、すてきな展示でした。
たくさんある中、
わたしのイチオシは、これ↓
そして、作家のあり方が見えたこれ↓
「気がのらない日もつくる」
わたしにできるかなあと、自問中です。