老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

スペイン旅行記 その⑭ バルセロナー2 ~グエル公園とカサ・バトリョ(10月18・19日)

2023年11月11日 19時37分22秒 | 旅行/色々な風景

(昨日の雨で、一気に気候が変わり、慌てて今日は衣服の入れ替えを優先しました。また夕食には先日スペインで買ってきたサフランでサフランライスを炊いてカレーで食べましたので、それも紹介しておきます。)

 昨日のサグラダ・ファミリア聖堂に引き続きガウディの作品であるグエル公園とカサ・バトリョを紹介します。

 何れも市内にあり、良く知られていますが、この2つの作品を見ることで、建築の素人なりにガウディの建築思想なるものが、何となく理解できたようにも思います。

 自然の摂理というか、自然界の法則をというものを大事にし、曲線を重視すると共に、建築資材としても石などを重視し鉄筋などは使用していないということです。

 考えてみれば、鉄筋は一見強固な資材と思えますが、酸化により脆弱になり耐用年数には限度があるのですが、前にも紹介したセゴビアのローマ時代の水道橋など築後2,000年以上も経過しながら、あの重量にびくともせずに堂々と存在していますし、日本の木造建築でも長期間存続しているものは釘などではなくて寄木的な技法で建築されたものが多いですね。

 残念ながら、カサ・ミラまで回る時間はなかったですが満足でした。(まさ)

<グエル公園>  1900~1914年
 市内を見下ろす高台に60戸の宅地を造成し田園都市を作ろうとしたようですが、資金の問題などもあり2戸が完成したのみで、その後は公園として生まれ変わりましたが、未来都市としての住みやすい環境への配慮がされているのは非常に興味深いです。


園路 上の公園を支える石積みの柱と通路の確保

同上

上部は公園

石積み柱の間の通路
同上を通り抜けた園路

ガウディが居住した住宅の跡は博物館になっています

(中央広場)

広々とした広場で周囲にはベンチがあります

ベンチはガウディ得意の色鮮やかな破砕タイルです

同上

同上

(市場) 居住者の為の市場のスペースも考慮されていました。

市場への園路

同上

上が中央広場で下が市場のスペースです

市場スペースの柱 地下には貯水槽があり、上の広場に降った雨水を貯めるスペースもあるようです

(大階段)

市場スペースから大階段を見下ろす(その先にあるのは正門です)

大階段の下から市場/中央広場を見上げる

大階段にある有名なトカゲの噴水

大階段周囲のタイル飾り

同上 タイル飾り

大階段下の小さな池のホソナガバミズアオイ(ミズアオイ科)


<カサ・バトリョ>  1904~06年
バトリョ家の依頼を受けて、市の中心部の建物を増改築したもので、室内は全てが曲線です。


外観

同上

入口

窓 ステンドグラスが多用されています。

同上

室内と天井



ドアー

室内からベランダへ

ベランダのベンチは破砕タイルです

(今日の夕食)

先ずは、湯豆腐に加え、南瓜の煮付け/鯵の干物/カレイのフライ

南瓜の煮付け ミンチとチクワ/インゲンを一緒に煮付けました

カレイのフライ  切身でフライパンでOK


最期に、サフランライスにカレーで サフランが少なかったのか色が少し薄かったです