鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

『毛武游記図巻』第16図の庭の構造物

2013-12-19 05:49:05 | Weblog
図巻の最後の風景スケッチ「第16図」については、私はこれは大里郡押切(おしきり)村(現在は熊谷市押切)の持田宗右衛門(そうえもん)家から、庭越しに南方向に広がる田園風景を描いたものではないか、と推測しました。では、この風景スケッチの中の、左側の中央、板屋根があって丸石積みの基礎のある構造物は何なのか。その手前のやや四角い切り込みのある長方形の構造物についてはよくわからない。しかし、板屋根のある構造物については一つの仮説を提示できるのではないかと思っています。では、それは何なのか。 . . . 本文を読む