素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「尊厳死 生ききってこそ」

2014年11月30日 | 日記
 今日の朝刊、日曜くらぶに掲載されていた海原純子さんの「新・心のサプリ」の「尊厳死 生ききってこそ」には同感することが多かった。

 人間の尊厳について海原さんは「尊厳とはその人自身の生命のもつ力を尊重すること」だという。「人には各々がもっている生命力がある。それを他者が無理に操作して延長させたり、妨害させてはならない」と。

 そういう意味では育児での虐待死などの悲惨な事件が多過ぎると感じる。老人の介護問題でもしかり。この世に生を受けた限り「生ききった」という言葉があてはまるような生き方ができるように自分もまわりの者も最善の努力をする。このことを根幹に据えなければいけない。

 「自分などいてもいなくてもこの社会にとって、どうということはないと考える人間になることが一番おそろしい。無責任な行為はそれから生まれ、自分の生命すら投げやりになる。お互いがお前はかけがえのない人間だ、という積極的な認め合いの姿勢が必要」ラジオから聞こえてきた言葉である。
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