素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「クレマチスですか?テッセンですか?」

2022年04月24日 | 日記
 玄関前に花を出しているので犬の散歩やウォーキングで通る人が時々声をかけてくれる。とは言っても育てているのは妻で、私は水やり専門で大した知識も無い。

 先日も水をやっていると老夫婦が通りがかった。「いつもきれいですね」と立ち止まった。「これはテッセンですかね?」と婦人が尋ねてきた。「妻はそう言っていますが」と答えると旦那さんが「よく似た花でクレマチスがありますね」と言われたが「私は詳しくないのでまた妻に聞いときます」と返したが、ご夫婦で「テッセン?」と「クレマチス?」で迷っていた。


 二人が立ち去った後、何となく気になったので調べてみた。旦那さんの言っていた通り2つはよく似ていると書いてあった。アヤメ、カキツバタ、ショウブと同じだなと思った。

 クレマチスはキンポウゲ科のつる性の植物で、北半球に温帯に多く分布していて、その種類は250から300種類ほどあり、日本にも20種類ほど分布していると言われている。その特徴は大きな花を咲かせるところで、品種によって様々な花の形が楽しめる。とあった。

 テッセン(鉄線)は中国原産のキンポウゲ科のつる性の植物で、茎が細長く質が堅いところから名づけられた。室町時代には日本に中国から渡来し、日本では、昔から親しまれている花として人気を集めている。丈夫なツタは1mから3mほど伸び、春になると6枚の花弁をつけた大きな花とギザギザとしたたくさんの切れ込みの入った葉をつける。とあった。

 テッセンはクレマチスの一種なのでなかなか見分けがつかないが、見分けるためのポイントは「花弁の色」と「雄しべの形」にある。という。

 「花弁の色」☛テッセンは白や紫を基本としている。品種改良によってピンクや赤の花弁のものも増えてきているが、一般的に流通しているも       
        のには白が多い。それに対してクレマチスは青や紫のものが多く、ほかにも種類によっては幅広いカラーバリエーションがあ   
        る。

 {雄しべの形」☛テッセンのは花弁化しているので外側に複数の雄しべが広がっている。それに対して、花弁が6枚付いている。     
         クレマチスはテッセンのように特徴的な形をしているわけではなく、一般的な花のように雄しべと雌しべがしっかり区別でき    
         るのが特徴。

  クレマチスとテッセンを見分ける際には、花弁の色よりも雄しべの形で見分けた方がわかりやすいようだ。

  その結果、今、我が家に咲いている花は「クレマチス」と呼ぶべきだと私は思った。
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