今日もよく走った！ただし自転車で。

　展覧会の招待券やら用事を組み合わせて大阪市内をキタからミナミへとウォーキングして1日を使うということをたまにする。今日も偶然重なってきた用事を組み合わせて1日のサイクリングコースができた。

用事その１：4月の文楽公演では「心中天網島」がある。父親が絵を始めるきっかけとなったアトリエクラブを主宰されている清さんに是非観ておくようにと勧められた演目である。互助組合が鑑賞補助券を出してくれるので半額負担で済む。4日に電話予約は済んでいたが互助組合のハガキを持参して劇場窓口でチケットと交換えいｔしなければいけない。その期限が14日（木）である。法事やマラソン参加で延び延びとなっていた。

用事その２：妻が″近鉄友の会”に入会している。枚方市駅前にあった近鉄が閉館してしまったので会費を納めるのにとても不便になった。上六へ行くついでに納めていたがそうそう行く所ではない。2か月分滞っているという知らせがきていた。

用事その３：大阪府互助組合では年間3回分の協定施設の宿泊補助券4000円を発行している。今年度分は3月末までである。私の分は全部使ったが、妻の分は1回残っている。昨夜、3月31日と4月1日は2人とも予定が入っていないので、それを使って1泊旅行をしてこようということになった。休暇村帝釈峡に宿泊して、世羅高原、尾道をまわって帰ってくるルートを考えた。幸い休暇村帝釈峡も2食付で7980円の「季節の花鑑賞プラン」に空室があったのですぐ予約をした。その補助券を高津ガーデンにある互助組合に取りに行かなければいけない。

用事その４：四国の法事に一緒に行った叔母が孫のいるアメリカへ14日（木）に発つ。淡路の花や勝浦町のビッグひな祭りを土産話にしたいとのこと。写真があればわかりやすくていいだろうということで出発までには必ず届けるという約束をしていた。

　国立文楽劇場・近鉄・高津ガーデン・叔母の家をつないでいるのが千日前通である。最初は電車で日本橋まで行って、千日前通を歩いて用を済ませていこうと考えていたが昨日の今日なので長い歩きは足が拒否してきた。ならば自転車ならどうだ？と自問するとOK👌が出た。かねてから叔母の家まで自転車でどれくらいかかるだろうということは考えていたのでちょうど良い機会だと思った。

　「今日は一日、良い天気です。降水確率もゼロ、気持ちの良い日差しを有効に使ってください」。という天気予報士の声に、それならばともう1つ用事を追加した。

追加の用事：「いこ・ま・こい祭2012」スタンプラリー大会が昨年9月15日～12月9日に実施されていた。生駒山を中心として周辺の施設、店などに設置されているスタンプをいくつか押して応募するというものだ。その記念品が当選したという知らせが2月中頃に届いていた。柏原市にあるカタシモワイナリーというぶどう園の直営店で「柏原ワイン・ 赤750ml」を1本プレゼントするということである。車でついでにというような場所でもないし、1本のワインのために高い電車代を払うのもなあという思いもあって延び延びになっていた。

　自転車ならば身１つで費用がかからないからちょうど良いのではと考えた。この追加で自転車と長い長い時間付き合うこととあいなった。

　9時過ぎに家を出て、用事その１から4までは、昼食を含めて12時過ぎに終わった。昼食も前々から通るたびに興味のあった「水産会社直営のお店」と看板を出している『海鮮や十兵衛』というお店。千日前通をはさんで近鉄の前にある。時間的にちょうど良いタイミングで通りがかったので入った。
　看板に偽りなし。今日一番のおすすめと言われた刺身定食。安い！新鮮！旨い！品数が多い！と満足であった。

　叔母の家を出発したのが12時40分。生駒山の麓を目指して初めての道をひたすら走る。八尾市、柏原市は今まであまり行ったことがないのでなじみがないが、生駒山という大きな目印があるので方向を間違えることはない。地図を見て思っていたよりは遠く感じた。

　近くにある堅下北中はこの地域のサッカーの強豪校でもあるし、当時の顧問が招提中出身であったこともありよく練習試合をしたり、府の大会で会ったりと縁のあった中学で懐かしく思い出された。14時20分過ぎにカタシモワイナリーのお店の看板を見つけた時はホッとした。


　後は、生駒山を右に見ながら東高野街道をひたすら北へ走るのみ。家に着いたのが16時15分。

　実走行時間4時間49分19秒・総走行距離73.21km・平均時速15.1km。用事もたくさん済ませ、マラソンの積極的休養にもなった一石二鳥のサイクリングであった。