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半屋外空間の次は、屋外の扱いについて・・・

2012-08-19 | 家造り
屋外空間と言うと、庭とかアプローチの演出になるが、

今回は、住宅に必要な設備のための・・・屋外の広さについて。


               


               ライフスタイル80


8月4日に載せた配置図に、赤線で手を加えた。

前回は記載しなかった空調機の室外機、給湯のための給湯器を書き込んだ。


書き込んだのは敷地の西側・・・このゾーンを設備ゾーンとしよう。

敷地境界から建物の芯芯間で、1.2メートルを確保した。

前回では、周辺敷地境界から90センチ内側に建物を設置したが、

屋外に置く設備機器を考えると、1.2メートルほどは必要。

これだけ確保しても、有効寸法では1メートルにしかならない。


空調室外機を、建物から10センチ離して置く。

室外機の奥行きは30センチ程度だろうから、残り60センチ。

 (人がぐるりと、建物の外周を通れる寸法でもある)

これだけあれば、十分とは言わないけれど、室外機から排風し熱交換ができる。


熱交換する機器、廃熱のある機器(給湯器等)には、排気方向に空間のゆとりが無ければ、

熱がこもって機能を損ねる。

狭い敷地では、プランだけに気をとらわれず、注意が必要だ。


この他に、住宅には水・電気・通信・ガス等を引き込んだり、排水を計画しなければならない。


場所とルートを計画しなければならないのは、排水。

他のものは、線も細いし如何様にも曲がるので、それほど気にしなくても良い。

排水だけは、維持管理メンテナンスも考えると、良く分かる(見える)場所を確保し、

整然と配置しなければならない。


右上洗濯室の排水を皮切りに、左回りに・・・左下道路の埋設されている公共下水道まで、

敷地内排水を計画した。

左上キッチンの排水、左下トイレ・洗面の排水も、このルートに繋ぎこむ。

2階水廻りの排水も、1階まで下ろしてこの系統に繋ぐ。


この系統は住宅の血管にも相当するので、シンプルに・・・整然と計画したい。


雨水排水も考慮しなければならない。

敷地内で処理する地域では、浸透管・浸透桝を設置しなければならないし、

生活排水(家から出る排水)と分けて排水する地域では、排水管をダブルで設置しなければならない。


思った以上のスペースをとるが、これらを家の下に配管する事は、

決してやってはならない!

故障した時に・清掃するときに手のつけようが無い。


苦し紛れの計画は、将来に禍根を残す。


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