手助けサークル。家造りを自力でやりたい。 ちょっとしたアドバイスと助力を得て、 自分の家を持つ。

ミッドセンチュリーに生まれた世代が、次のステップを
見据えて“終の棲家”を作る。ミステリアスな家が
できるか?

謎の深まる漆喰・・・

2017-06-25 | 建材

 漆喰は多くの城郭の壁に使用されており、
室町時代末(1565年)に信貴山城(奈良)を訪れた
宣教師イスマン・ルイス・ダルメイダは、
「今日までキリスト教国において見たことがなき
甚だ白く光沢ある壁を塗りたり。
其の清潔にして白きこと、
あたかも当日落成せしものの如く、
教国に入りたるの感あり。
外より此城を見れば甚だ心地よく、
世界の大部分に、かくの如く美麗なるものありと思はれず」と、
所感を述べている。

海外の宣教師を感嘆させるほどの技術開発を、
どの様にして達成したか・・・?

 この時代、西洋圏から鉄砲が伝来したため、
漆喰にも防弾性が求められた結果、
足利家が築いた中尾城では、
漆喰に礫(こいし)を混ぜ込んで塗るといった
対策も取られており、
漆喰の城壁にも防御性を高めるための工夫がとられた。

時代の要求が、技術の発展を支えているのか・・・?