パート①からの続きです
国連食糧農業機関(FAO)の事務局長が言及した状態に世界はなってきています。
最近、メディアを賑わせているのはエジプト全土での大規模なデモです。しかし、中東のイエメンやヨルダンでも2000人から5000人規模の反政府デモや集会が行われています。食料だけでの問題ではありませんが、食べていけない、満たされない鬱憤の結果がこうなっていると感じます。
アフリカ諸国をみると、チュニジアで暴動が起こり、23年間独裁政権を続けてきた大統領が逃げ出し、政情不安で先が見えない状況に陥っています。その原因は、食料価格の高騰により激怒した市民のデモがきっかけです。同じアフリカのアルジェリアでも牛乳や小麦の価格の大幅上昇をめぐるデモが起きました。モザンピークでも昨年パン価格をめぐる暴動があったようです。ケニア、ナイジェリア、ウガンダなどでは備蓄している食料の在庫を取り崩して値段上昇を抑えているようです。
南米ボリビアでも5000人規模の暴動が起こり商店が襲撃され、食料の略奪が起こったそうです。
世界各地で、特に食料や資源を輸入に頼っている国で政情不安が起こっています。
日本はどうでしょうか 世界で起こっていることを考えなくていいんでしょうか
政治家や官僚だけでなく、一般の私たちも世界に目を向け、目の前の食に感謝して、これからの生活を悲観的になるのではなく、考えていくべきだと思います。
実際、日本は先進国でまだまだ経済的にも力があります。先輩たちが努力で築いてくれた日本がまだ力を残していますから、まだ大丈夫なのだと思います。しかし、世界は変化しています。そして、盛衰を繰り返しています。
世界各国は市場を求め、資源を求め、国家資本主義の形をとり、諸外国は商社や企業を国家がバックアップして、食料や地下資源、市場の確保の道を進んでいるようです。
先進国と言われる、EU諸国、米国、日本やアジアの一部、これらの国が今まで物質文明から生まれる富を享受してきました。しかし、現在は新興国や新新興国と言われる国々へ外貨や資本などの富が流れています。それらの国々が物質文明の富を享受し始めました。
それは何を意味するかというと、今までは先進国+一部の国、合わせて10億人にも満たない人たちが裕福な生活をしてきたわけですが、それに加算されることの新興国、一部の新新興国の人たちを合わせると単純計算で30億人以上の人が富を得ようとしています。
世界の人口は今年70億人に達すると言われていますが、その半分以上の人が富を得ようとしたらどうなるでしょうか。
富とは、銀行券(お札)でも証券でもありません。食料であり、地下資源であり、地球や環境から贈られる物質のことです。さて、どうなるでしょうか。需要と供給のバランスが大幅に崩れる時が必ず来るということです。
日本では政治家も官僚も口を揃えて(メディアの洗脳の如く)「デフレ対策」「デフレスパイラルからの脱出」を叫んでいます。日本では消費するべき年代層が減り、消費が伸び悩み、物が売れない結果、不況となり価格を下げることで消費意欲を喚起させることが命題となっているのが現状のようです。しかし世界ではそうではないのは、今まで見てきた通りです。世界はインフレに突入してきているようです。
お金とは便利なもので、昔のように物々交換をしなくても、銀行券や貨幣でそれを肩代わりすることでスムーズに経済がまわるようになっており、すごく便利なアイテムだと思います。しかし、便利なものは過ぎたるは何とやらで、怖さも潜んでいるわけです。私も数字に強くないので詳しいことは分かりませんが、現在の金融の仕組みは複雑怪奇なもになっているようです。
実際に発行されている実物のお金と債権や先物、株式、為替など信用により取引されている実際にないお金、あるいはそこから派生するデリバティブのようなさらに複雑な実際にないお金などが世界を行き来し、現在の金融制度が成り立っています。頭がこんがらがりそうです。
ニュースを賑わしたサブプライムローン、リーマンショック、さらにギリシャや南欧各国の債務の問題、米国やEUもそれらを解決できるお金もなく、ということは、ユーロ発行権を持つ欧州中央銀行(ECB)や基軸通貨のドル発行権を持つ連邦準備制度理事会(FRB)が不良債権や国債を買ってお金をジャンジャンばらまくしかない状態になっているようですね。
そのお金は、経済的に順調な新興国に行くわけですね。お金は市場にたくさんあり、実際にないお金(通帳の記入だけで飛び交っているお金とでもいいますか)は、その10倍以上存在するようで今にもパンク寸前とも言われています。
そして、富を享受する人口が3~5倍に膨れ上がり、しかし、農産物や地下資源は富を得る人を養うだけの余力がなくなってきている。水も不足してきている。
私のない頭で考えても、デフレではなく、世界ではインフレに突入していて、今後、日本にもその波はやってくると感じます。
そこに、気候変動などで洪水、干ばつ、熱波、寒波、津波、台風、地震、火山噴火など気候変動や地殻変動などが多発すれば、さらに物価が上がり、さらにたいへんなインフレになっていくことも考えられなくもありません。
またまた、長くなってしまいました。ごめんなさいね。
でも何か書きたかったんです。これは私の思っていることです。私も経営者ですからいろんな情報に敏感で考える能力がないとだめだな~と思っています。
やっぱり長くなったんで、パート③に移りますね。パート③は短めにします。
二葉鍼灸療院 田中良和
国連食糧農業機関(FAO)の事務局長が言及した状態に世界はなってきています。
最近、メディアを賑わせているのはエジプト全土での大規模なデモです。しかし、中東のイエメンやヨルダンでも2000人から5000人規模の反政府デモや集会が行われています。食料だけでの問題ではありませんが、食べていけない、満たされない鬱憤の結果がこうなっていると感じます。
アフリカ諸国をみると、チュニジアで暴動が起こり、23年間独裁政権を続けてきた大統領が逃げ出し、政情不安で先が見えない状況に陥っています。その原因は、食料価格の高騰により激怒した市民のデモがきっかけです。同じアフリカのアルジェリアでも牛乳や小麦の価格の大幅上昇をめぐるデモが起きました。モザンピークでも昨年パン価格をめぐる暴動があったようです。ケニア、ナイジェリア、ウガンダなどでは備蓄している食料の在庫を取り崩して値段上昇を抑えているようです。
南米ボリビアでも5000人規模の暴動が起こり商店が襲撃され、食料の略奪が起こったそうです。
世界各地で、特に食料や資源を輸入に頼っている国で政情不安が起こっています。
日本はどうでしょうか 世界で起こっていることを考えなくていいんでしょうか
政治家や官僚だけでなく、一般の私たちも世界に目を向け、目の前の食に感謝して、これからの生活を悲観的になるのではなく、考えていくべきだと思います。
実際、日本は先進国でまだまだ経済的にも力があります。先輩たちが努力で築いてくれた日本がまだ力を残していますから、まだ大丈夫なのだと思います。しかし、世界は変化しています。そして、盛衰を繰り返しています。
世界各国は市場を求め、資源を求め、国家資本主義の形をとり、諸外国は商社や企業を国家がバックアップして、食料や地下資源、市場の確保の道を進んでいるようです。
先進国と言われる、EU諸国、米国、日本やアジアの一部、これらの国が今まで物質文明から生まれる富を享受してきました。しかし、現在は新興国や新新興国と言われる国々へ外貨や資本などの富が流れています。それらの国々が物質文明の富を享受し始めました。
それは何を意味するかというと、今までは先進国+一部の国、合わせて10億人にも満たない人たちが裕福な生活をしてきたわけですが、それに加算されることの新興国、一部の新新興国の人たちを合わせると単純計算で30億人以上の人が富を得ようとしています。
世界の人口は今年70億人に達すると言われていますが、その半分以上の人が富を得ようとしたらどうなるでしょうか。
富とは、銀行券(お札)でも証券でもありません。食料であり、地下資源であり、地球や環境から贈られる物質のことです。さて、どうなるでしょうか。需要と供給のバランスが大幅に崩れる時が必ず来るということです。
日本では政治家も官僚も口を揃えて(メディアの洗脳の如く)「デフレ対策」「デフレスパイラルからの脱出」を叫んでいます。日本では消費するべき年代層が減り、消費が伸び悩み、物が売れない結果、不況となり価格を下げることで消費意欲を喚起させることが命題となっているのが現状のようです。しかし世界ではそうではないのは、今まで見てきた通りです。世界はインフレに突入してきているようです。
お金とは便利なもので、昔のように物々交換をしなくても、銀行券や貨幣でそれを肩代わりすることでスムーズに経済がまわるようになっており、すごく便利なアイテムだと思います。しかし、便利なものは過ぎたるは何とやらで、怖さも潜んでいるわけです。私も数字に強くないので詳しいことは分かりませんが、現在の金融の仕組みは複雑怪奇なもになっているようです。
実際に発行されている実物のお金と債権や先物、株式、為替など信用により取引されている実際にないお金、あるいはそこから派生するデリバティブのようなさらに複雑な実際にないお金などが世界を行き来し、現在の金融制度が成り立っています。頭がこんがらがりそうです。
ニュースを賑わしたサブプライムローン、リーマンショック、さらにギリシャや南欧各国の債務の問題、米国やEUもそれらを解決できるお金もなく、ということは、ユーロ発行権を持つ欧州中央銀行(ECB)や基軸通貨のドル発行権を持つ連邦準備制度理事会(FRB)が不良債権や国債を買ってお金をジャンジャンばらまくしかない状態になっているようですね。
そのお金は、経済的に順調な新興国に行くわけですね。お金は市場にたくさんあり、実際にないお金(通帳の記入だけで飛び交っているお金とでもいいますか)は、その10倍以上存在するようで今にもパンク寸前とも言われています。
そして、富を享受する人口が3~5倍に膨れ上がり、しかし、農産物や地下資源は富を得る人を養うだけの余力がなくなってきている。水も不足してきている。
私のない頭で考えても、デフレではなく、世界ではインフレに突入していて、今後、日本にもその波はやってくると感じます。
そこに、気候変動などで洪水、干ばつ、熱波、寒波、津波、台風、地震、火山噴火など気候変動や地殻変動などが多発すれば、さらに物価が上がり、さらにたいへんなインフレになっていくことも考えられなくもありません。
またまた、長くなってしまいました。ごめんなさいね。
でも何か書きたかったんです。これは私の思っていることです。私も経営者ですからいろんな情報に敏感で考える能力がないとだめだな~と思っています。
やっぱり長くなったんで、パート③に移りますね。パート③は短めにします。
二葉鍼灸療院 田中良和
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