2月12日(日)、患者さまから情報を頂き、映画『うまれる』の自主上映会で鑑賞し、感動しました
映画『うまれる』 自主上映会
日 時 : 平成24年2月12日(日) 午前10時~・午後2時~の2回
会 場 : 金沢市女性センター 石川県金沢市三社町1−44
主 催 : 金沢市・子どもの虐待防止ネットワーク石川・自分を見つけるママの会Snigel m.
会場は大きい部屋ではありませんでしたが満員でした。60人ほどはおられたでしょうかね
患者さまから「この映画、本当に感動するし、大切なメッセージがあると思います」との患者さまの映画を観ての感想というか情報を頂きました。ちょ~~~ど、2月はこの日だけ時間が空いていたので、前日からの疲れをふっきり、映画を鑑賞させて頂きました。
いつもはここで、長々と書くのですが…まず言いたいのは、映画を観る機会があれば観たほうがいいです。
映画を観た人それぞれの人生の環境や状況、立場の中で、何か感動や気づきがあると思います。そして、命の尊さ、命の奇跡、命の力強さ、人生を生き抜く原点のようなものを感じる映画です。
ここはひとつ、
映画 『うまれる』の公式ページから引用
≪はじめに≫
映画『うまれる』は、「子供は親を選んで生まれてくる」という胎内記憶をモチーフに、命を見つめる4組の夫婦の物語を通して、【自分たちが生まれてきた意味や家族の絆、命の大切さ、人との繋がり、そして"生きる"ことを考える、ドキュメンタリー映画】です。
妊娠・出産・育児、流産・死産、不妊、障害など『うまれる』ということを幅広く捉える事で、親子関係やパートナーシップ、男性の役割、そして『生きる』という事を考える・感じる内容になっております。
映画をご覧いただいた方々からは「当たり前だと思ってたけど産まれる事・生きる事って凄いんだ」、「育児に疲れてしまっていたけれど、子供が産まれてきてくれた事に心から感謝するようになった」「離婚寸前だった夫婦関係が改善した」、「両親と仲直りするきっかけになった」、「子供をいらないと言っていた妻が"子供が欲しい"と言ってくれるようになった」など数多くの感想が届いております。
また、作家の【乙武洋匡】さん、元少子化対策担当大臣の【小渕優子】さん、女優の【鶴田真由】さん等、多くの著名人の皆さまから絶賛のコメントをいただいております。
【家族は大切だ、命はかけがえがない、という事は、誰でも頭では分かっている】と思います。しかし、日々の生活の中で、どうしても「当たり前のこと」のように思えてきてしまいます。
それは、【大切な事を「心で感じる」機会が少ない】からではないかと私たちは考えています。涙と共に心の底から、そして細胞の一つ一つに伝わる機会があれば、現在の、そしてこれからの悲しい事件や親子の諍い、育児ノイローゼそして自殺や鬱、ひきこもりなどの解決への足がかりになるのではないかと確信しています。
【映画『うまれる』がそのきっかけに】なることを切に願っております。
映画『うまれる』 企画・監督・撮影
豪田トモ (映画公開と同時に一児の父に)
≪概 要≫
- 製作年・・・2010年
- 上映時間・・・1時間44分
- 色・・・カラー
- スクリーン・サイズ・・・ビスタサイズ(16:9)
- サウンド・・・DTSステレオ
- 企画・監督・撮影・・・豪田トモ
- プロデューサー・・・牛山朋子
- ナレーション・・・つるの剛士
- コメンテーター(出演者)・・・大葉ナナコ、池川明、鮫島浩二、岡井崇、見尾保幸、吉村正
(日本を代表する産科医・お産のエキスパートの方々です。
≪内容・ストーリー≫
両親の不仲や虐待の経験から親になることに戸惑う夫婦、
出産予定日に我が子を失った夫婦、
子どもを望んだものの授からない人生を受け入れた夫婦、
完治しない障害(18トリソミー)を持つ子を育てる夫婦、
と命を見つめる4組の夫婦が登場し、妊娠・出産だけでなく、流産・死産、不妊、障害、「子供が親を選ぶ」という胎内記憶など『うまれる』ということを、幅広く捉える事で、出産だけではなく、親子関係やパートナーシップ、そして生きるという事を考える・感じる内容になっております。
また、監督やナレーター(元祖イクメン・タレントつるの剛士)などメイン・スタッフに男性が多く関わっている事もあり、「妊娠・出産・育児における男性の様子」にも焦点が当てられており、「イクメンになりたいけど、どうしたらいいか分からない!」という男性にも共感できる映画になっています。
≪製作のきっかけ≫
カナダ・バンクーバーで映画製作を学んだ映像クリエイターの豪田トモ監督は、「子供が親を選ぶ」という考え方を聞いた事をきっかけに、長年わだかまりのあった、【自身の親子関係を見つめ直すために映画製作をスタート】しました。
出産をテーマにした映像は、女性が自身の体験を基に製作される事が多いのですが、豪田トモ監督は、男性であり、また、「親子関係」からスタートしたため、「出産映画」の枠を超え、「生きる」ことを考える・感じる映画になっています。
監督は製作しながら両親への感謝が湧き出、親子関係が劇的に良くなったと語っています。そして映画公開直後に娘が誕生し、いまではイクメンに。
「結婚したくない」「家族なんていらない」「父親になりたくない」と語っていた豪田トモ監督は、映画製作を通して『うまれる』という原点に立ち戻ってみた事で大きな成長を遂げました。
自身も「自分のようなポジティブな変化が観ていただいた方にも起こったら嬉しい」と語っています。
― 引用終了 ―
親から虐待を受けて育った女性と、親の不仲を目の当たりにして結婚なんかしたくないと思った男性が結婚し、妊娠するストーリーが中心となって、出産予定日に死産となったカップル、18トリソミーという染色体異常を持って生まれてきた虎ちゃんの両親、長い不妊治療の末、お子様をあきらめたご夫婦、いろいろな家族の形が、人生の形が、そしていろんな愛情が感じられました。
最近、少し年齢を重ねてくると涙もろいのか、何か温かい涙が溢れてきました 感動という言葉では表現できないくらいの神聖な、清らかな気持ちがあふれてくる映画でした。
私は不妊治療をされているカップルのお手伝いを鍼灸治療で行っています。この映画はその診療において患者さまとの対話にすごく幅が出る内容でした。琴線に触れる、心を包んであげるってこういうことなんだな~と腑に落ちました。
映画を観られたら分かると思いますが、感動と愛情がいっぱいです。温かさ満載です。特に死産の後、苦しんでいるご夫婦に産婦人科の鮫島先生が当てた手紙などは、声なのか何なのか分かりませんが、胸の奥の方から何かがググッ~と込み上げてきました(さすがに我慢しました)。
この映画にも出演されている、産婦人科の池川 明 先生や鮫島浩二 先生の著書では、生まれる前の記憶を持つ子どもたちの話が出てきます。映画の冒頭にも出てきます。そう、人間は「親を選んで、ここがいいと思って生まれてくる」ということです。私は先生方の著書を読んでいましたので、非常にスムーズに入れましたが、そうでない人は「んん~」と思う人がいるかもしれません。
でもこれが真実のようです。子どもは嘘をついても何の得になりませんしね。それをここの映画などの体験や、多くの人のお蔭で理解できると、心の中のいろんなものが解けてくるのだと私は感じました。
やっぱり長くなっていますが、この映画観たほうがいいですね。特に家族関係に悩んでいる方には必須だと思います。何かが変わるか、何かがくすぶり出す、そのように私は感じます。
自主上映会を主催しようかな と思ったくらいです。冷静に考えると、ちょっと時間的に残念ながら無理があります。ほとんど休みは予定が埋まってますから…スター並みですね
映画を観て、「子どもが欲しいな~」なんて思いましたね… その前の段階か~
あなた~に 逢え~て 本当~に 良かっ~た 嬉しくて~ 嬉しくて~
言~葉~にできな~い ラ~ララ ララ~ラ~ 言葉にできない
と、小田和正の名曲が聞こえてきそうな、そんな映画です。
是非、皆さん、鑑賞の機会がありましたら観てくださいね