お菓子の日記

日々つくっているお菓子の日記です。

マリネ

2007-11-23 22:47:05 | 実験室
急に寒くなってきましたね。
11月も後半になってきたので、家のなかも少しずつ
クリスマスの飾り付けをしています。

家の2階の踊り場です。
昨年作成したトールペイントで作ったクリスマスプレート。
鉄のプレートに描きました。

なかなか時間がとれないのですが、
細々と続けているトールペイント。

昔、美術部だった割には、全然、絵は描けません。
でも、トールペイントはクラフトに分類されるそうで、
きっちり、指定通り色を塗り分け、
筆を使った幾つかの手法をつかえば出来るのでこんな私でも大丈夫。
と、言ってもこの筆の使い方がなかなか難しいのですが・・
ケーキと同じく、無心に集中できるというところが気に入ってます。

さて、本題はこちら。「マリネ」というパンです。

クリスマスシーズンにでるパンではシュトレーンが有名ですが、
こちらはシュトレーンを作りやすくアレンジしたパンです。

出会いは、こちら。

先日来、パンのおさらいをしたり、
新しい本を探して見たりしていたのですが、
久々に読みごたえがあり、創作意欲をかき立てられる本に出会いました。
七沢なおみさんはフードスタイリスト。
谷上正幸さんは「ナイーフ」のオーナーベーカー。
粉や製パン上の必要な添加物について
簡潔にかかれているし、
所々にあるエッセーに心ひかれました。
サンフランシスコのサワードブレッドの話とか
粉の話とか。
8年位前の本なので、本屋さんには
並んでいないかもしれません。
興味のある方は、図書館で借りてみてくださいね。

お菓子の本もそうですが、
作り方だけでなく、そのお菓子にまつわる話や
作り手の想いが伝わる本というのが好きです。
そういう方の本は、
作り方にもその行間から読みとれるものがありますね。

途中経過ですが、
配合は手持ちのシュトレーンレシピとほぼ同じながら、イースト少な目。
あと大きく違うのは発酵時間と成型の方法です。

バターが結構たくさん入るので、泣きたくなるぐらい
生地に入れ込む段階で、ねちょとします。
でも、最終的にはどうにかまとまりました。
成型は、このようにコッペパン型・・・というのでしょうか。


たっぷり、霧吹きして焼き上げました。

こんがり、いい感じなのですが、実は下がこげごげ。
やむなく、ナイフで削り取りました。
天板を2枚にするとか、
厚紙をしくとか対策を考えた方がよさそうです。

水曜日に焼いたのですが、出来立ては洋酒のかおりがきつすぎましたが、
今日はすこしなじんできました。

薄くきったけれど、おいしくて、いくらでもいけそうです。
日持ちもするので、お土産にもいいですね。
昨年はフルーツケーキを焼いて実家に送ったのですが、
今年はこれにしようかと思っています。

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