土曜日の夜に巣鴨にインドカリーを食べる会に参加した。
インドで会った麻美ちゃんと千代子も行くと言うのでとりあえず行って見た。
インドカリーを食べてワイワイと話したりする会なのかと思っていたが、ブッタガヤーで青空学校を開いている人たちの活動報告だった。
実はこの活動はインドいる時にちらっと聞いたことがあったが誰がどのようにやっているかは知れなかった。
「楽しくやる、楽しみにながら自分の出来ることを何かする」と言う主催者の姿勢に多くのインドに行ったことのない参加者とは違う感覚を私は感じていた。
ポジティブな姿勢に一見何の疑いもないように思われる、それにブッタガヤーがあるビハール州は最貧の州でもあるから、教育は何よりも大切であろうと思うのだが、その実態は楽しくやれるレベルを必ず超えてしまうことがあるように思えてならなかった。
なので、私が知っているカルカッタのことを話してみた。
すると、私の話すカルカッタの深刻な状況を知ると主催者も参加者も向かい風でも一瞬に浴びたようになり、それまでの明るい会ではなくなってしまった。
少ししおれたようになってしまったので、私は話さなければ良かったかと思うほどであった。
私はカルカッタで失敗に終わったNGOを何個か知っている。
そこに何が足らなかったかと言えば、本気度であろう、いや、命がけとでも言って良いかも知れない熱意が無かったために失敗しているように思うのである。
誰かに何かすると言うことの難しさとその責任、また思うようにならないことの方が多いことであれ続けていく姿勢とその意志を高めてほしいと私は思った。
そこで久しぶりに手で食べたインドカリーは美味しかったが何かが足りない気がした。
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