昨夜、夜の散歩の途中であいちゃん{雑種犬}に会った。
あんはあいちゃんのことが大好きで「おぅ~~!」と声を出し、尻尾を振る。
これは「遊ぼうよ~!」と訳して間違えないあんの言葉である。
だけど、あいちゃんはいつも知らぬ顔、嫌がる訳でもないが、あんを相手にしてくれない。
あいちゃんのお母さんは両前足を上げてはしゃいでいるあんを見て喜んでいる。
あんはあいちゃんのお母さんも大好き、頭を撫でられ嬉しそうにしていた。
「最近涼しくなったから多摩川に行っていますか?」
「いや、二回ほど行ったのですが、すぐに帰りたがるんですよ。一番最後に行った日に花火の空砲を聞いて、それがすごく怖かったみたいで、未だに怖がってしまうんですよ・・・。」
「ちゃんと覚えているんですね。それは残念。あんなに広くて良いところなのにね。」
「そうなんですよ。また楽しい記憶をあんに足してあげないといけないんですよ。」
こんな会話をして昨夜は帰ってきた。
今朝休肝日開け、天気良好だったので多摩川に行ってみた。
あんも案外嫌がることもなく、トコトコと多摩川に向かった。
沿線道路を渡ると川から来る少し涼しげな風が気持ち良い。
川原ではラクロスをしている学生たちもいた。
あんにも「気持ち良いね~!」微笑みかけた。
久しぶりにあんは多摩川を歩き始めた。
見慣れた風景のなかにあんは喜んで入っていった。
すると、運良くサン{パピオン}が遠くから来た。
「あん!サンだよ!」
あんはすぐにも飛び出して行きそうだった。
そして、リードを外してあげるともう一目散にサンのところに走って行った。
その足の早さをもう到底自分が勝てるものではなかった。
随分成長したんだとしみじみ想い、その嬉しさをかみしめた。
サンに逢うのはもう三ヶ月ぶり以上であろう。
だが、ちゃんと覚えていた。
二人でしばらくの間、辺りを勢い良く走り回っていた。
サンのお父さんとお母さんも大喜びだった。
サンのお父さんは言う。
「やはり、サンがこれだけ遊ぶのはあんだけ。とても気が合うんでしょうね。」
サンのお母さんは言う。
「サン、友達に逢えて良かったね。」
久しぶりに逢ったが、以前と何一つ変らない様子だったことが嬉しかった。
あんはやっぱり忘れてはいない。
多摩川が大好きなこと、サンが大好きなこと、サンのお父さんとお母さんが大好きなこと。
そして、まだまだある大好きなことをきっと忘れていないことが分かった。
花火の空砲の怖い記憶は無くなりはしないだろうが、それ以上の楽しい思い出をこれからも作っていってあげよう。
安心して居られるように。
この世のなかのすべてまで。
あんはあいちゃんのことが大好きで「おぅ~~!」と声を出し、尻尾を振る。
これは「遊ぼうよ~!」と訳して間違えないあんの言葉である。
だけど、あいちゃんはいつも知らぬ顔、嫌がる訳でもないが、あんを相手にしてくれない。
あいちゃんのお母さんは両前足を上げてはしゃいでいるあんを見て喜んでいる。
あんはあいちゃんのお母さんも大好き、頭を撫でられ嬉しそうにしていた。
「最近涼しくなったから多摩川に行っていますか?」
「いや、二回ほど行ったのですが、すぐに帰りたがるんですよ。一番最後に行った日に花火の空砲を聞いて、それがすごく怖かったみたいで、未だに怖がってしまうんですよ・・・。」
「ちゃんと覚えているんですね。それは残念。あんなに広くて良いところなのにね。」
「そうなんですよ。また楽しい記憶をあんに足してあげないといけないんですよ。」
こんな会話をして昨夜は帰ってきた。
今朝休肝日開け、天気良好だったので多摩川に行ってみた。
あんも案外嫌がることもなく、トコトコと多摩川に向かった。
沿線道路を渡ると川から来る少し涼しげな風が気持ち良い。
川原ではラクロスをしている学生たちもいた。
あんにも「気持ち良いね~!」微笑みかけた。
久しぶりにあんは多摩川を歩き始めた。
見慣れた風景のなかにあんは喜んで入っていった。
すると、運良くサン{パピオン}が遠くから来た。
「あん!サンだよ!」
あんはすぐにも飛び出して行きそうだった。
そして、リードを外してあげるともう一目散にサンのところに走って行った。
その足の早さをもう到底自分が勝てるものではなかった。
随分成長したんだとしみじみ想い、その嬉しさをかみしめた。
サンに逢うのはもう三ヶ月ぶり以上であろう。
だが、ちゃんと覚えていた。
二人でしばらくの間、辺りを勢い良く走り回っていた。
サンのお父さんとお母さんも大喜びだった。
サンのお父さんは言う。
「やはり、サンがこれだけ遊ぶのはあんだけ。とても気が合うんでしょうね。」
サンのお母さんは言う。
「サン、友達に逢えて良かったね。」
久しぶりに逢ったが、以前と何一つ変らない様子だったことが嬉しかった。
あんはやっぱり忘れてはいない。
多摩川が大好きなこと、サンが大好きなこと、サンのお父さんとお母さんが大好きなこと。
そして、まだまだある大好きなことをきっと忘れていないことが分かった。
花火の空砲の怖い記憶は無くなりはしないだろうが、それ以上の楽しい思い出をこれからも作っていってあげよう。
安心して居られるように。
この世のなかのすべてまで。
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