アナゴは塩で五回ほどもみ洗いして、ぬめりを取り、さばいて、煮アナゴにした。
今までこんなに美味しいアナゴは食べたことがなかった。
ふわふわでぷりぷりで脂ものっていて、ほんとうに美味しかった。
さばいている過程で釣り人が良くやることがある。
それは胃袋を開いて、何を食べているかを見ることである。
私もそれにならい、胃袋を開いて見た。
すると、私がエサに使っていた業務スーパーのカキの丸ごと入っていた。
このアナゴは私のカキを丸飲みしていた。
こんなことってあるのだろうかと笑った。
そして、私の考えが間違っていないことも分かった。
カキは良いエサになり得ると言うことである。
だが、生だとハリにうまく掛からなかった。
次は半湯でしたカキをエサにしようと思う。
ちなみにアナゴは業務スーパーのアサリで釣れた。
クロダイもそのアサリだった。
明日もみなとみらいに釣りに行く。
もちろん、半湯でしたカキを持って行くのである。
妄想が止まらない。
明日は大潮である。