海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

北外灘から浦東を

2016-06-21 | 写真日記

久しぶりに北外灘の公園へ。ここは虹口区で観光地の外灘から比べると人はまばらで、ほとんどいないと思って良い。ここは海外からのフェリーの船着場でもありオフィス街でもある。上海タワーは、画面の右側にあるのだがフレームアウト。

 

 

数年前から変わったのは、上海一高いビルが完成したのみで、建築中のビルは見えない

 

何だか日本の昭和風なカップルが浦東のビル群を

 

おそらく地方から上海にやってきたであろう清純でムフフな二人の雰囲気は、日本の昭和風で微笑ましい。おそらくメインの外灘から歩いて、この北外灘に来たと推測する。この日の天気はどんよりした雲が立ち込め湿度が高くムンムンムレムレ状態。これから一年でもっともイヤな季節が始まる事を予感させるような天気だった。

☆X-Pro2をずっと持ち歩いてテストしているのだが、改良点が今のところ見当たらないほど良く出来ている。右手で全部のボタン操作が出来て、左手はカメラのホールドに徹する事が出来る。カメラの名称でProと名乗ってもまったく恥ずかしくないような出来だ。家電になってしまったデジカメに愛するカメラは無いと常々思っているが、X-Pro2は久々に普段も持ち歩ける愛せるカメラに仕上がったようだ。

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日本への旅行広告 上海

2016-06-20 | 遠い記憶 現代のレンズ

上海の街を歩いていると、日本への旅行広告を見ない日は無いほど日本の風景が普通に目に飛び込んでくる。それらの広告に使われている画像は、やはり富士山だったり京都の寺だったり東京タワーだったりとステレオタイプ化している。まぁ、これは世界共通の事だし、日本で見る上海の画像は外灘と浦東のビル群の画像しかないのと同じ。

 

淮海路のカフェから 

 

中国人の爆買もそろそろ終焉を迎えつつあるようだが、日本へのリピーター旅行者にとっては、次なる日本旅行への期待は体験型の旅へ向かうと私は勝手に思っている。都会に住む中国人達は自然に飢えているのと釣りやキャンプなどは未知の世界だからだ。場所は瀬戸内など波が少ない場所が理想で、小さな島でテントを張り釣った魚を自分で料理して食べる企画があれば結構人気になるだろうな。ただ、問題は日本の地元民が外国人に慣れてない事と言葉の問題もあるのでそれなりに準備は必要だが、需要は相当見込めると思う。ちゃんとルールを徹底しさえすれば世界中からパラダイスジャパンと言われると思うよ。

いつもバックに入っているGRで撮影

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世界遺産に登録された万田坑跡へ

2016-06-19 | 写真日記

5月30日に上海から佐賀空港に降り、鳥栖経由で大牟田市に入る。その日の夜は大学時代の友人で、今は懐石料理屋を経営している店で一杯。翌日は大牟田市内から万田坑へ車で向かった。万田坑は明治の頃の日本の産業を支えた三井三池炭鉱の一つで、その跡地数カ所が昨年世界遺産に登録された。こんな機会は滅多にないので、数カ所ある坑からパンフレットのモノクロ写真が良かったので万田坑を選び車で連れていってもらった。私は大学時代を福岡で過ごしたのだが、卒業するまで一度も炭鉱を見る事もなく上京したので炭鉱跡地を見るのは初めて。

 

突然現れた大きな鉄塔

 

 

電源を入れれば今でも動きそうな巨大歯車

 

動く様を見てみたくなる

 

三池製作所のプレートが

 

 オイルが焼けた匂いとモーター音とギアがきしむ音が聞こえてきそう

 

錆びた工具が置かれた板と同化している

 

 左の字は読めなかった

 

山ノ神

 

この地が栄えた時代は、この一本の樹のような時代だったのかも知れない 

 

日本での石炭発見は今から約550年前で、当時は「燃える石」として今の大牟田市で発見された。江戸時代を経て明治の頃には日本の産業革命を支えた産業だったが、後に燃料が石油に変わり徐々に衰退していった。おそらく石炭産業がピークだった当時の大牟田市や荒尾市周辺は相当栄えていたと思うが、今はその面影もない寂れた街になっている。

私が上海に来る前の前世紀末頃に高輪魚藍坂下の行きつけの小料理屋で、元炭鉱労働者で後に社会党の副委員長だった故岡田利春氏から、何度か北海道と筑豊の炭鉱の話を聞いた事があるが、当時の話は戦時下でもあり生の話を聞き衝撃を受けた覚えがある。当時の様子はNHKの戦争証言アーカイブスに岡田利春氏へのインタビュー動画があるので、興味のある人は是非。

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X-Pro2は劇的に進化した

2016-06-18 | 写真日記

X-Pro2とXF27mm f2.8

 

X-Pro2とXF27mm f2.8が嫁入りした。X-Pro2はX-Pro1から大幅に進化し、私にとってはPro1からほぼ不満点が解消されたボディになっていた。特に測距点の選択とAFの精度が抜群に上がり安心して使えるカメラになった。

27mmを同時に買った理由は、23mm f1.4のレンズは普段持ち歩くには大きすぎる事が最大の理由。この27mmのレンズは描写がシャープ過ぎて私にはやや不満もあるが、一般的な見方からすると恐ろしくコンパクトで優秀なレンズである事は間違いない。ただ、あまりにもコンパクト過ぎるのでレンズ部分に指があたり指紋が付きやすいので、ステップアップリング39-49mmを使い49mmフィルターを併用し、ペンタックスのDA40mm用フードを使って解決。このフードはとても良いのだが、値段が高すぎるのが欠点。

 

X-Pro2+XF27mm f2.8は呆れるくらいシャープなレンズ

 

X-Pro2+XF35mm f1.4

 

X-Pro2+XF35mm f1.4


今回は上海から佐賀に飛び東京に向かったのだが、いつもより外国人の旅人は少なめ。その中で、日本の二大メーカーのフルサイズ一眼レフにズームを付けて、大きなスーツケースを引きながら歩いている人達のほとんどは中国から来た旅行者だった。先月日本に帰国前に、とある中国人からデジカメが欲しいのだが、どのカメラが良いか相談を受けた。相手が女性だった事もありフジのカメラを勧めたが、本人曰く「プロらしく見られたい」という事で、結局彼女は二大メーカーの一眼レフを選んだというアホなオチに。

☆デジカメの高感度対応は日進月歩なので、f2クラスのコンパクトなレンズがある意味理想かもしれない。23mmのf2がフジから出るという噂があるが、これは大歓迎。もう一つリクエストするなら50mm f1.8クラスのコンパクトなレンズがあれば、XF56mm f1.2は私にとっては必要無くなる。

 

 

 

 

 

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箱根の彫刻の森美術館へ

2016-06-17 | 遠い記憶-日本-オールドレンズ

 

久々にブログ更新。日本に持って帰ったmacが、なぜかネットに繋ぐことが出来ず悪戦苦闘しながらも結局wifiに接続出来ず。昨日の16日に上海へ戻り家のwifiに繋ぐと問題なし。 何で?

12日に一泊で箱根へ。暑くもなく寒くもなく、天気は曇。古いレンズを使う私にとってはちょうど良い天気。X-T1にズマリット50mm f1.5を付けっぱなしで撮影。

 

 

 

 

上の二点はジュリアーノ・ヴァンジ

 

初日は彫刻の森美術館で過ごし、翌日は岡田美術館で過ごす。岡田美術館の入場料は高いが、十分その価値はある。今回、東京で写真のギャラリーには一度も行かなかった事を思い出した。

Summarit50mm f1.5+X-T1

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