海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

田子坊のとあるBarで

2015-03-24 | 写真日記

客は私達二人だけ

 

久しぶりに田子坊のとあるバーで、時間調整の為に代理店と一杯。相変わらず店は暇なようで客は私達だけで、30分ほどいたがその間も客は誰も来ず。営業中に店内で乳飲み子の面倒を見るなとは言わないが、こういうところが中華風。

田子坊は今観光地になっているが、2004年頃は作家などアート関係の人たちが自然に集まってギャラリーやアトリエを構えた場所。当時は家賃も安く田子坊の9割は普通の住民だったので、観光客なんて誰も来なかった時代があった。大きく変わったのは上海万博があった2010年頃で家賃も相当上がり又貸しの又貸しなど当たり前になり、今では家賃が相当値上がっている。

 

 壁には各国の紙幣がびっしりと


Summilux-R 50mm 開放

 

GUINNESSの生ビール一杯75元(1400円)二人で3400円。これが高いか安いかは客が決める事なのであえて言わないが、これでは客は来ないだろう。

α7Ⅱ Summilux-R 50mm f1.4で

 

 

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上海の足マッサージ屋

2015-03-23 | 写真日記

マッサージ屋で爪の手入れ

 

中国は日本と比べてマッサージの料金は相当安いのだが、5年前と比べると相当値上がりした。家賃の高騰や人件費や円安の影響もあるので仕方がない事だが、昔と比べると約2倍だと思ってよい。と言っても、足マッサージだと100元くらい(約1900円)なので、日本と比べれば相当安い。私の場合、何処の店が良いかというより、誰にマッサージをしてもらうかの方が大事で、マッサージ師はなるべく指名する事にしている。

マッサージネーチャンの愛想が良いのは良いのだが、やたらと喋り過ぎでうるさい奴や、テレビを見ながらマッサージをする奴や、ツボを完全に外している奴などに当たると最悪。今までで一番上手だったのは、古北方面にある盲人按摩屋のおっさん(番号36番)だったのだが、その人より上手い人にはまだ出会ってない。

マッサージを受ける場合に体をリラックスさせるのは当然の事だが、マッサージ師がツボを押すタイミングと同時に押される側は息をゆっくりと吐くととても良いのだが、上手いマッサージ師は相手の呼吸に合わせてくれるのでとても楽。

画像は虹口区にある行きつけの店だったのだが、今年に入って場所を移転しエロ系がメインになったようだ。安くて良い店だったのだが、また探さなければならない。

GRで撮影 こんな時、コンパクトで写りの良いGRはとても重宝する。写りもそうだが、シャッター音が静かで場の雰囲気を壊さない。

 

 

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デジカメはフルサイズかAPS-Cか

2015-03-19 | 写真日記

Summilux-R50mm f1.4  絞り開放で撮影 撮影距離50cm α7Ⅱ フルサイズ

Fujinon XF35mm f1.4 絞り開放で撮影 撮影距離50cm X-T1 APS-C

 

昨日、上海の行きつけの中古カメラ屋でお茶を飲みながら軽く比較撮影。一台はα7ⅡにズミルックスR用50mmを取付て最短撮影距離で撮影したのだが、絞り開放なのでとても後ボケが美しい。そして、下の画像はX-T1にXF35mmを取付て、ほとんど同じ位置で撮影したもの。フィルム時代から35ミリサイズのフォーマットに慣れているので、標準の50mmレンズで撮影するとしっくりとくるのだが、APS-Cサイズの標準レンズ35mmだとちょっとボケが物足りなくなる。カメラが違うので正確な比較にはならないが、二つのレンズ特有の色の性格と同じ撮影距離から撮った場合の被写界深度の浅さがよくわかる。

実はこの日、Summilux-R 50mm f1.4とSummilux-M 50mm f1.4の比較をする為に行きつけのカメラ屋に行ったのだが、マウントアダプターを忘れてしまい実行出来ず。

 

 

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Hektor135mm f4.5の描写はため息が出るほど良い

2015-03-16 | 写真日記

ヘクトール135mm f4.5の開放で撮影

 

Canon EOSから足を洗いミラーレスカメラが私の武器になった今、過去の手持ちのレンズやパーツの見直しをしている。同じレンズやパーツも複数ある物はすべて処分し、一部のレンズを買い直す為にヤフオク用画像を昨日撮影していた。普段はこんな撮影にはライカのレンズなんて使わないのだが、ちょっと遊んでヘクトール135mmをビゾアダプターに取付てα7Ⅱで撮影したのだが、あらためてヘクトールよ良さを実感し、すらばしい(上海風日本語)と心でつぶやく。

トップライトからの雑なLEDライティングなのだが、ピントの合った部分からのボケ足の美しさやトーンの豊富さはまさにライカの性格がよく出ている。使ったヘクトール135mmは、1945年製造でコーティングの半分以上が剥がれているのだが、そんなのまったく描写に関係ない。

今の世の中は、レンズの収差を限りなく消すのがカメラメーカーやレンズ製造メーカーの目標なのだろうが、それが写真家(アマチュア撮影者も含め)が求めている理想のレンズかどうかはわからない。今現在、プロ用のデジカメも含めレンズも巨大化しているが、私からすればまったく違う方向へ向かっているような気がする。

 

 

上の画像をモノクロ変換

 

エルマリート90mmをビゾアダプターに取付て絞り開放 α7Ⅱで撮影

 

上の画像は、エルマリート90mmをビゾアダプターに取り付けて撮影。写っているレンズは、1945年製のヘクトール135mmなのだが、コーティング剥がれ(相当ひどい)もキズもあるが、描写は現代のレンズより私は数段好き。(上から一番目と二番目の画像はこのレンズで撮影)

以上書いた事は、私の個人的な見解なので、好き嫌いや評価は個人に委ねます。

 

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上海で友人の墓参り

2015-03-14 | 写真日記

上海の墓は故人の写真付き

 

昨日は1996年から世話になっていた上海人の料理人で親友の墓参りに奥さんと息子の三人で、嘉定にある墓地霊園の松鶴園へ行った。本来なら清明節(毎年西暦の4月初旬の3連休)に先祖供養をするのだが、その時期は恐ろしく混雑するので早めに行ったのだ。

他の都市は知らないが、上海の墓石は故人の写真付きがスタンダード。松鶴園のゲートを入ると、まるで団地のように墓石が並んでいる。区画ごとに墓石のデザインも違うので墓を見ながら歩いていると、以外にもクリスチャンが多い事に気付く。

 

中国式に金と銀の紙で作られた紙銭(多分)を燃やす

 

何だか知らない人が見ると、リゾート地の地図のよう

 

下世話な話になるが、この墓を買った当初の2001年は16000元(約当時のレートで24万円)だったそうだが、今は10万元(約190万円)もするそうだ。今は生きるのも大変だが、死ぬのも大変な上海になってしまったようだ。

 

 

 

 

コメント (2)
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