海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

上海の地下鉄で初音ミクに会った

2023-04-03 | 写真日記

揺れる地下鉄の中で

 

浦東で漢服コスプレ

 

地下鉄の中で初音ミクに偶然遭遇。平日の日の午後にコスプレしたネーチャンはどこへ行くのかなと思って3駅ほど見ていたら、彼女は人民広場で下車。上海人の冬の服は黒を筆頭にダーク色が多いので、ミクは一際目立つ存在。彼女は黒いマスクをしていたので素顔は分からないが、おそらく20歳前後と思われる。

10年ほど前に上海孔子廟の周囲にコスプレ衣装を製造し売っていた店が多くあり、日曜日はコスプレを楽しむ若い人達が大勢集まっていた時期があったが、その後に自然消滅。今のコスプレイヤーは、おそらくネットで衣装を購入するのだろうな。アニメのコスプレと日本の着物の影響もあり今は中国の漢服も流行っていて、休日の豫園や浦東の河沿いでコスプレ撮影を楽しむ若い人達をよく見るようになった。日本人なら誰でも知っているチャイナドレスは?と思うかも知れないが、チャイナドレスの歴史は新しくカラオケネーチャンのイメージが強いのと、あたりまえ過ぎてコスプレとして成立しないのかも知れないな。

杭州でコスプレイベントがずっと開催されていたが、新型コロナの影響もあり中止していたようだ。で、今年はどうなるのか。なぜ、コスプレイベントが上海でなく杭州で開催されているのか分からないが、今の中国は杭州と成都に若い人が集まっている理由は、新しい文化に対して寛容な都市なのかも知れないね。それと、何か新しい事を始める場合に資金は絶対に必要だから、住みにくい上海は敬遠されているのも知れない。上海は今も文化と経済の中心地だが、最近の上海の家賃高騰と物価高は若者にとっては相当の重荷になっていると思うよ。私の周りでも余裕のある人は、あえて郊外に住む人が相当増えた。

☆一年前の4月1日は上海浦東でロックダウンが始まり、その後に浦西もロックダウン。浦東が最初にロックダウンになったのは、空港の貨物取扱関係者から感染が拡大したからだ。一年前の事なのに、何だかすでに遠い記憶に感じる。

☆坂本龍一が3月28日に亡くなっていたというニュースが入ってきたが、71歳は早すぎる。

 

コメント
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