四川料理の代表は辣子鶏
近所の四川料理屋では昼にヒィヒィ麺(生椒牛肉麺)しか食べないのだが、何だか久しぶりに「辣子鶏」を食べたくなりアシスタントを呼び出し二人で四川料理を食った。この辣子鶏は四川料理屋や湖南料理屋に行くとほとんどの人がオーダーする有名な料理で、こちらの日本人も大好きな定番料理。
この辣子鶏は、骨つきの鳥肉を小さく切り大量の赤唐辛子と花椒(山椒)や生姜を刻んだものなどを高温の油で炒めた料理。この25cmの鉄鍋の中から鳥肉を探し出し唐辛子の種をふるい落とし肉のみ食べるので、私は辣子鶏を勝手に発掘料理と呼んでいる。この日は以下の三品を湖南省出身のアシスタントが選んだのだが、すべてが辛い料理ばかり。
レバーとキクラゲと長ネギを炒めたもの
インゲン豆とひき肉炒め
すべてがビールに良く合うので、普段飲まないサントリーのビールが美味しく感じる。中国で愛されているビールは青島やバドワイザーやこのサントリーなどが多いのだが、これらすべてに共通して言える事は水のような淡白な味のビールばかり。理由は中国料理の味が濃いものばかりなので淡白な味のビールの方が中国料理には合っていると私は思っている。
こちらではわざわざ冷たいビールとオーダーしないと、常温のビールが出てくるのが普通
アシスタント爆食い中なので口数が少ない
この日、汗をかきながらヒィヒィハァハァしたのは私だけで、一緒に行ったアシスタントは汗もかかず何事もない風で普通に食べている様は、さすが湖南人。日本でも辛いものが好きな人は多いようだが、日本の四川料理のほとんどはある程度日本風にアレンジしているので、辛さ控えめの店が多い。なので、中国では日本と辛さが違うという事を認識しておいた方が良い。辛い料理に慣れない人が中国で四川料理を食うと、翌日ケツから火を噴いたり下痢する人がほとんど。
唐辛子マークの数が多いほど辛い
実はここの四川料理屋で食事をすると、食事終了後1時間後に必ず身体がだるく重くなり睡魔に襲われるのだ。さまざまな香辛料を使っている四川料理は、私にとっては合法ドラックのようなものかも知れない。
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