海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

Hektor135mm f4.5の描写はため息が出るほど良い

2015-03-16 | 写真日記

ヘクトール135mm f4.5の開放で撮影

 

Canon EOSから足を洗いミラーレスカメラが私の武器になった今、過去の手持ちのレンズやパーツの見直しをしている。同じレンズやパーツも複数ある物はすべて処分し、一部のレンズを買い直す為にヤフオク用画像を昨日撮影していた。普段はこんな撮影にはライカのレンズなんて使わないのだが、ちょっと遊んでヘクトール135mmをビゾアダプターに取付てα7Ⅱで撮影したのだが、あらためてヘクトールよ良さを実感し、すらばしい(上海風日本語)と心でつぶやく。

トップライトからの雑なLEDライティングなのだが、ピントの合った部分からのボケ足の美しさやトーンの豊富さはまさにライカの性格がよく出ている。使ったヘクトール135mmは、1945年製造でコーティングの半分以上が剥がれているのだが、そんなのまったく描写に関係ない。

今の世の中は、レンズの収差を限りなく消すのがカメラメーカーやレンズ製造メーカーの目標なのだろうが、それが写真家(アマチュア撮影者も含め)が求めている理想のレンズかどうかはわからない。今現在、プロ用のデジカメも含めレンズも巨大化しているが、私からすればまったく違う方向へ向かっているような気がする。

 

 

上の画像をモノクロ変換

 

エルマリート90mmをビゾアダプターに取付て絞り開放 α7Ⅱで撮影

 

上の画像は、エルマリート90mmをビゾアダプターに取り付けて撮影。写っているレンズは、1945年製のヘクトール135mmなのだが、コーティング剥がれ(相当ひどい)もキズもあるが、描写は現代のレンズより私は数段好き。(上から一番目と二番目の画像はこのレンズで撮影)

以上書いた事は、私の個人的な見解なので、好き嫌いや評価は個人に委ねます。

 


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