今、公園や広場、道路の脇の生垣、個人のお庭の生垣庭木、花壇の背景、コンテナの寄せ植えと重宝がられている一番目を惹く花が「アベリア」(Abelia)である。アベリアは中国原産、スイカズラ科アベリア(ツクバネウツギ)属の常緑、落葉低木である。「ハナツクバネウツギ」(花衝羽根空木)とも呼ばれる。ガクが残った姿が羽子板遊びの羽(衝羽根)に似ていることから名づいた。ガウラにも似ているが枝先にいっぱいに小さな葉と白や淡いピンク色をした釣鐘状の小さい花をたくさんつける可愛らしい樹木である。花はピンクがかって美しく、斑入りなど葉の観賞価値も高い。樹高も1~1.5mで、枝を湾曲させるように伸ばし、こんもりとしたブッシュ状の樹形を成すことから生垣、庭木にもってこいの植物である。(2406)
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