今日は、急遽予定を変更して、「秘密保護法案」反対の街頭演説をしました。西区、東区を中心に18カ所で演説できました。
しんぶん赤旗に女優・藤原紀香さんが1面トップ記事で掲載されたことは、新聞読者の方には、インパクトがあったみたいで、話題になっていたようです。
演説文を掲載しておきます。
秘密保護法案反対の街頭演説 (改訂版)
2013年11月22日 作成・改定・菊池伸浩
みなさん、日本共産党の市会議員・菊池伸浩です。今日は、今、おおきな問題となっています秘密保護法案の危険性を訴えさせていただきます。11月21日夜のNHKニュースは、秘密保護法案の反対集会の模様をトップニュースで伝えました。やっと、NHKでも報道されるようになりました。その危険性が、やっと、国民に知られるようになったと考えています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(秘密保護法の問題点)
この法律は、「国にとって重要な情報」を「特別秘密」に指定し、それを漏らした人、それを知ろうとした人を厳しく処罰するというものです。まず一番問題なのは、「特定秘密」の範囲があいまいであるということです。何が秘密か、それさえも秘密となっています。さらに重大なのは、「秘密」を指定するのが「行政機関の長」だということです。首相だけでなく、外務大臣、防衛大臣、警察庁長官らの恣意的な判断、つまり勝手な判断で秘密の範囲をいくらでも広げることができるのです。 そして、法律に違反しているとなれば、厳しく処罰するというのです。無茶苦茶な法律と言わざるを得ないものです。公務員などの秘密漏えいは、10年以下の懲役という厳罰です。「秘密」を明らかにしようとしたメディア・マスコミや国民も厳罰の対象ですが、それを知ろうとする行為さえも処罰されるのです。インターネットで見た情報が、たまたま「特別秘密」になっていれば、見た人まで処罰の対象です。「国民の知る権利や報道・取材の自由」は、まったく保障されておりません。法律では、「ただ配慮する」というだけです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(反対運動の盛り上がり)
今、多くの人々が反対に立ちあがっています。テレビに出てくるニュースキャスターの方々の多くが反対を表明いたしました。共産党が発行するしんぶん赤旗日曜版には、女優の藤原紀香さんが1面トップに登場し、「知る」ことの重要性を訴えています。「知ることによって、人は想像し、人は動く」と語っています。また、元自民党幹事長の野中広務さんも登場し、次のように語っています。
「今、戦争の足音が聞こえてくる。姑息な政治がおこなわれている。秘密保護法案が与党と野党の一部の修正協議で衆院を通過しようとしている。昔の、あの戦争中の大政翼賛会のようです。安倍首相は、憲法9条改正への道をひた走っている。なぜ秘密保護法案が必要なのか。秘密を国民の目の届かない所に隠してしまうということではないか。日本は戦争をしない、戦争にくみしないということを厳粛に誓うことにしていかなくてはいけない。日本は、近隣諸国と手を携えて平和に向かっていくことを真剣に考えていかなくてはいけない。」
自民党の元幹事長の野中広務さんは、しんぶん赤旗の紙面で、このように語っています。野中元自民党の幹事長指摘は、「安倍内閣の危険性の本質」を語っているのではないでしょうか。
みなさんで力合わせ、この危険な法案・秘密保護法案を止めていこうでありませんか。
この機会に一切のタブーを恐れず、真実を知らせる日本共産党の「しんぶん赤旗」をご購読いただきますようお願いします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(市議会の報告)
最後に、市議会の予定をお知らせします。新しく誕生した大塚秀喜市長の下でのはじめての定例議会が12月4日に始まります。4日の一番初めに、私・菊池伸浩が一般質問に立ちます。質問項目は、中核病院と県西総合病院の行方、学校統廃合問題、住宅リフォーム助成制度、教育長・副市長の人事など6項目にわたって質問します。多くのみなさんの傍聴をお願いします。
中核病院問題は、やっとスタート地点にたったというだけで、これから、難問が山積しています。中核病院の建設場所もきまっていません。建設にいくらかかるのか、病院運営のランニングコストはいくらになるのか、人口15万人の自治体で運営できるのか、医師確保は可能なのか、看護師の確保はできるのか、県の支援はあるのか。新中核病院ができるまでには、これらの多くの関門を越えなければなりません。みなさんのご協力お願いします。
以上