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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

秘密保護法案の強行採決に抗議して緊急の街頭演説

2013年11月27日 14時14分04秒 | 議員活動

昨日も、秘密保護法案の危険性を訴える街頭演説をしていました。ところが、午後のニュースで衆議院での強行採決をされそうだといういう。そして、夜の8時、衆議院で強行採決が行われました。

 朝、さっそく新聞でその様子を詳しく読み、抗議の街頭演説の原稿をつくり、演説に出かけました。演説の様子と演説原稿を掲載します。

Photo

秘密保護法案の強行採決に抗議する街頭演説原稿   

   菊池伸浩    2013年11月27日作成

●11月26日、夜8時に、衆議院本会議で、安倍内閣と自民、公明、みんなの3党は、秘密保護法案を強行採決いたしました。私は、この法案の強行採決に、大きな憤りをもって抗議するものです。

いま、秘密保護法案反対の声は、日ごとに大きくなっています。21日は東京の日比谷野外音楽堂でおこなわれた反対集会には、1万にもの人々が集まりました。この集会の大きさに、今まで、秘密保護法案反対の運動を報道してこなかったNHKも、21日夜のトップニュースでこの集会の模様を報道いたしました、

25日には、福島県で、地方公聴会が行われ、7人の公述人の方々が意見を述べました。7人の公述人全員が、反対または慎重の意見を述べられました。公述人の公聴会のおこなわれた翌日に、法案の強行採決とは、なんのための公聴会であったのでしょうか。

今、国民の中に急速に反対の声が広がっています。どの世論調査をみても、国民の7割から8割の方慎重な審議を求めています。この法案は、憲法原理に関わる重大な法案であるにも関わらず、わずか2週間の審議で、衆議院では強行採決されてしまいました。

●わずか2週間の審議を通しても、この秘密保護法案の問題点がますますあきらかになりました。

第一の問題は、「特定秘密」指定が政府にゆだねられ、政府の恣意的な判断、かってな判断で決められてしまうことです。国民には「何が秘密か」も知らされず、自分が触れた情報が秘密かどうかもわからないまま処罰されてしまうのです。秘密の指定期間も当初30年であったものが、4党の修正によって倍の60年に延長される、悪い方へ変えられてしまうとう茶番劇も行われました。永久秘密にされる恐れさえあります。

第二に、最高刑10年の懲役という重い刑罰で国民を監視し取り締まる弾圧立法だということです。秘密の漏洩だけでなく、マスコミの取材も対象になります。裁判でも、その特定秘密は明らかにされず、何がなんだかわからないままの暗黒裁判になってしまいます。

秘密保護法で、国民の目、耳、口をふさいで、国民の批判を封じ込め、集団自衛権の行使を容認して、日本を「海外で戦争する国」につくりかえることが安倍政権の狙いです。

かって日本は、軍機保護法制で、国民に真実を隠し、アジア侵略の戦争に突き進みました。その反省に立って、日本国民は、「政府の行為によってふたたび戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、今の日本国憲法を確定し、戦後日本の出発点としたのではないでしょうか。

●この法案が、日本国憲法の国民主権、基本的人権、平和主義に反する大問題をかかえていることは明らかになってきています。これから審議は参議院に移ります。国会では、与党が多数です。しかし、日本共産党は、国民とのスクラムを組むことにより、国民の圧倒的世論で悪法を包囲して、廃案に追い込む、断念に追い込むことに力を尽くし手参ります。

 ●最後に、市議会の予定をお知らせします。新しく誕生した大塚秀喜市長の下でのはじめての定例議会が12月4日に始まります。4日の一番初めに、私・菊池伸浩が一般質問に立ちます。質問項目は、中核病院と県西総合病院の行方、学校統廃合問題、住宅リフォーム助成制度、教育長・副市長の人事など6項目にわたって質問します。多くのみなさんの傍聴をお願いします。

 中核病院問題は、やっとスタート地点にたったというだけで、これから、難問が山積しています。中核病院の建設場所もきまっていません。建設にいくらかかるのか、国の25億円の補助だけではできるわけではありません。病院運営のランニングコストはいくらになるのか、人口15万人の自治体で安定的に運営できるのか、医師不足が叫ばれる今、どのように医師確保をしていくのか。また看護婦さんの不足も深刻です。県の支援はどうしても必要です。新中核病院ができるまでには、これらの多くの関門を越えなければなりません。改めて、みなさんのご協力お願いする次第です。


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