志位和夫・日本共産党議長は何をしているのか?。しんぶん赤旗を読んんでいない方に分かりにくいことですが、ベルリン国際平和会議で活躍しています。今日のしんぶん赤旗には、大きく報道されています。「志位議長の感想」を紹介します。
会議の趣旨とかみあい、響きあった
市議長が感想
ー今回の国際会議の特徴は?
志位 この国際会議は、ウクライナ平和交渉を開始することを国際社会に求めることを中心テーマにしたもので、欧州左翼党のワルター・バイアー議長、英国のジェレミー・コービン労働党前党首、イタリア左翼のルチアーナ・カステリー氏をはじめ、欧州左翼の主要人物が次々と発言し、重要な成功をおさめたと思います。
ー議長の発言の中心点は?
志位 ウクライナ平和交渉開始を国際社会に訴えるという会議の趣旨に、強く賛同したうえで、和平は国際憲章、国際法、4回にわたる国連総会に基づいた公平な和平であるべきで、一定の時間や段階がかかっても目的を揺るがずに貫くことが大切だと訴えました。そのうえで公正な平和を阻んでいるものとして、米国を筆頭とする主要7カ国(G7)の態度ーロシアを非難するが、イスラエルを擁護するという彼らの「二重基準」を厳しく指摘しました。
ーアジアと欧州での平和の連帯の訴えはとても印象的でした、
志位 アジアの政党の参加者は私だけでしたから。アジアと欧州で米国主導で軍事同盟恐るべき強化が同時並行的に進んでいます。連帯したたたかいが必要です。同時に平和の対案が必要です。党の「東アジア平和提言」を紹介しつつ、対話による包摂的な平和の枠組みづくりの重要性を訴えました。
―どのような反応が寄せられましたか?
志位 アジアからの発言に、メモをとって食い入るように聞くなど、強い関心とともに暖かい連帯の気持ちを感じました。発言後、参加者から「素晴らしいスピーチでした」と次々に感想が寄せられました。
核兵器と核兵器禁止条約に関する箇所では拍手が起こりました。発言後はドイツの学生から「国連憲章を重視するなど原則を重視した発言に注目しました」という感想や質問もいただきました。発言は全体として会議の趣旨とかみあって、響きあい、歓迎されたと感じました。
ー会議で確認された重要点は?
志位 ウクライナ戦争をめぐり軍事一辺倒になっている状況を転換し「今こそ外交的解決を」と和平交渉を国際社会によびかけたことです。とりわけ地域と世界を分断するブロック政治に反対するという立場が、最後の段階で「呼びかけ文」を修正・補強する形で明記されたことはたいへん重要だったと思います。
(利き手・吉本博美)